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英語のナビゲーターからのメッセージ
なぜ英語を学ぶのでしょうか?
2020年度から、小学校3・4年生は「外国語活動 」、小学校5・6年生は「外国語」として、英語を学ぶことになりました。英語とのお付き合いは最短中高の6年でよかったものが、さらに長くなりました(小学校3年生からとすると、なんと10年)。しかもそのうちの8年は、常に英語力がテストされる状況にあります。お付き合いが公式に伸びたということは、「英語を勉強しなさい」ということなのでしょう。でも、なんで?
それには、急速に進むグローバル化が関係しています。これまで以上に世界との距離が近くなって、きっと英語を使う機会が増えるに違いない。その時に英語がしゃべれるようになっていたい。だから英語を勉強する時期をもっと早めよう。
なるほど、たしかにグローバル化は進んでいますね。ポケモンも世界のPokémonになりましたし、日本のYouTuberのコメント欄も英語で溢れています。でも人気YouTuberになれば、英語字幕はファンがつけてくれます。お金があれば、通訳者を雇って海外でビジネスをすることもできるでしょう。じゃあ、他の誰でもない自分が英語を学ぶ意味って何でしょうか?
よくよく学ぶ意味を考えてみると、実は結構難しいかもしれません。でも、この機会に考えてみるのもアリなのかなと思います。一度教科書や練習問題から離れて、自分にとっての英語を学ぶ意味を考える時間にする。そこでもしも学ぶ意味を見いだせたなら、あるいは自分なりの意味を考えてみるだけでも、それはきっとものすごい財産です。英語を学ぶことよりもずっと大事なことです。
このホームページでは、なぜ自分が英語を学ぶのか、考えるヒントをくれるサイトを紹介させていただいています。「おすすめリンク集」にはそのサイトと、おすすめのポイントやコメントをまとめています。「学びのナビゲーター」には、こういう英語の学び方もあるよ、といった、おすすめサイトの活用法などを書かせていただきました。インターネットの世界は、限界もあります。でも、現実世界でできないこともたくさんあります。教科書による学びとは違う学び方も、可能かもしれません。是非一度ページを訪れてみてください。また違う世界が広がっているかも?
さて、他の誰でもない私が英語を学ぶ意味ですが、実はまだ考え中です。人には意味を考えろと言って、無責任ですね。難しいけれど、英語との腐れ縁が四捨五入して20年の私にとって、英語を学ぶ意味は、今のところ「他者を知ることで自分を知る」ことかなあ〜と思っています。英語は人が生み出した言葉であって、そこには文化や思いが反映されます。言葉は生きています。”This is a pen.”ではない、生きた英語に触れて、文化や思い、考え方を学ぶことこそが、違う言語を学ぶ意味なのかな〜と思ったりします。違うことを割りきると、結構楽です。日本語や手話と英語は全く違うので、全然思い通りにいきません。使う文字からして違いますし、日本語のように「あ」と書いて「あ」とだけ読むわけではありません。語順にも決まりがあります。でも、違いを受け入れることは、この社会で当たり前であってほしいけれど、実はそうでもありません。違いを知ることこそ、英語を学ぶ醍醐味なのではないかなと思っています。
英語は決して無機質な練習問題ではなく、言葉です。だから、その先には人がいます。その人の思いを汲み取ること、英語の思考を知ること、そこから違いを知り、自分を知ってみませんか。そして、自分が英語を学ぶ意味について、考えてみませんか。よかったら英語のページを覗いてみてください。
ところで、中の人ってどんな人??
大学院生です。英語にひたすら挫折してきました(今も)。英語との出会いは、”Power Puff Girls”というアメリカのスーパー幼稚園児のアニメです。よく見るアニメは名探偵コナンと、こち亀と、サザエさんです。アニメ万歳!