第4回 学びの危機カンファレンス

さんかくすと文がえます

開催情報

【日時】2023年12月10日(日)18時から
【開催地】小平市小川東町 小平元気村おがわ東2階 あすぴあ会議室(小平市小川東町4-2-1)
【参加費】:入場無料
【主催】Learning Crisis研究会(まなキキ・プロジェクト)
【問合せ】津田塾大学学芸学部国際関係学科 柴田邦臣研究室 fosterplan@learningcrisis.net 

 

当日の流れ

当日は、淹れたてのまなキキ・ブレンド(300円)で映画と座談会をお楽しみください。
お土産用のまなキキ・ブレンドやナッツの販売も行います。

  • 18時~
    映画『Most likely to Succeed』を観て、考える

    『Most likely to Succeed』を観て、日本の教育について考えます。

  • 19時半~
    まなキキ・ブレンド説明会

    「学びの危機」を考える、まなキキの話題のコーヒー「まなキキ・ブレンド」の説明をします。

  • 19時45分〜
    座談会:まなキキ・ブレンドで考える「学びの危機」の現在

    現在進行形の「学びの危機」につ問え、座談会形式で議論します。

 

会場からの感想など

映画上映は大変おもしろかったです。ハイテクハイは興味深い教育だと思いました。もっと紹介されていいと思いました。

日本にもハイテク・ハイのような学校が増えていけば、従来の伝統的な教育に馴染めなかった生徒の受け皿にもなって、不登校やその予備軍の生徒も減るのではないかと思った。コロナが収束しても不登校や自殺をする子どもが増加しているという話には驚かされた。まなききがやりたいこと、目指す教育のあり方を再認識できる良い機会でした。ありがとうございました。

映画を観ながら、話を聞きながら、たくさんのことを考えていました。有意義な時間をありがとうございました。珈琲も美味しかったです😊

きっと言葉足らずですが以下のようなことを考えていました。

やはり既存の社会或いは予想される未来の社会が前提にあり、そこで求められるスキル(ハードスキルやソフトスキル)を育む場が学校というのは、どの時代も変わらないように感じた。

私は、“学び”を、自分の手足を動かし、自分の心で感じ、自分の頭で考えることを繰り返していくことなのではないかと考えている。その繰り返しをしていく中で、意思が育ち、その人らしい人生が歩めるようになると考えるからである。

そして、社会から求められるハードスキルやソフトスキルを身につけた人間が作る社会以上に、各々がそれぞれの人生を進んだ結果形作られる社会はとても豊かなのではないかと想像する。そのようなプロセスを踏める人はきっと自他共に尊敬し、生まれる違いを受け止めることができると思うからである。

そのために、植物が種から根を伸ばし、根を張り、芽が出て、ゆっくり成長し、葉がつき、花が咲いていくように、そしてそれを繰り返すように、人間もはっきりとした学びの順番があるように思う。また植物の成長が環境に大きく左右されるように、周囲が個に適した環境を作っていくことも必要だと思う。大人や学校の役割は、きっとそれに丁寧に真摯に向き合っていくことだろうと考える。

本当にありがとうございました。私のこどもは書字障害と自己免疫疾患の難病、協調性運動障害があります。そして、不登校です。学校を転校したいのですが、校長の許可がないとできないと言われています。学校に行こうとすると腹痛がおきます。学校はこどもの体調、気持ちを確認せず、環境調整もなしにに教室に入れるため、こどもは友達と遊ぶためにも学校には行きたがりません。転校は児童精神科学医がフォローしてくれていますが、うまくいきません。
通級支援も持病の倦怠感でやすい。などの理由で医師が必要と診断しているのに受けられませんでした。
書字障害のこどもは字が絵に見えていて、芸術的センスやコミュニケーション能力が高いこどもが多いと言われました。能力を潰さないように伸ばす環境を提供する必要があると言われました。そして、こどもには学習意欲はあるのに支援がなく、うまく学習できないこどもが多くいて、学習できないまま大人になっています。
今回、参加させて頂いて、私自身も義務教育を受けさせることという法律の義務にしばられ、教育委員会とのやり取りに苦しんでいましたが、気持ちの整理がつきました。そして、学校以外の人生を選ぶのは見通しがたたず、本当に不安でした。不登校を受け入れるのも私も主人に「離婚して親権とるぞ!」と脅して、認めてもらいました。私のこどもは感染症は命にかかわります。「学校に命懸けで行く必要があるのか?」と思っていましたが、ふんぎりがつきました。
こどもはまなききで学ぶのが本当に大好きで楽しみにしてしています。
そして、まなききブレンドの話しも素敵でした。学校や教育委員会とのやり取りは本当に平行線です。一人で孤軍奮闘していましたが、私のこどもはまなききとつながっているので、本当に運がいいです
社会でこどもを育む、こどもにとっての幸せや能力を伸ばすことを考えると義務教育ではないことに気がつきました。今、教育委員会とのやり取りで暗礁にのりあげていますが、一番はこどもの学習意欲をそがないことに全力を注ぎたいです。学ぶ楽しみを大切にしたいです。

本当にありがとうございます。

 

 みなさまからの貴重なご感想、ご意見を本当にありがとうございます。
少しでも子どもたちの学びに寄り添い、頑張って一生懸命挑戦していくこと、納得して腑に落としていくことの満足感を、一緒に味わっていくことができるような、そういった関わりやお手伝いをしていけたら、と考えています。
 ただ、そうした丁寧なサポートは本当に時間がかかるものですし、一度に数をこなすことができません。対話的に子どもたちと向き合うことにはあらゆるコストがかかることを実感しています。だからこそ、社会の大人ひとりひとりが、学びを少しずつ実現し、「できる」を増やしていくことには時間がかかるということに腹をくくって、辛抱強く、できることやできる工夫を持ち寄って、子どもたちの学びと対峙していくことができたら…と心から願っています。
 少しでも、そうした第一歩、第二歩を踏み出していくことができるよう精進してまいりますので、ひきつづきぜひよろしくお願いいたします。また、ぜひ皆さんと対話の時間を持つことができますと幸いです。(Mせんせい)

 次回は、1月21日、2月4日に開催予定です。お楽しみに!

イベントイベント報告

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「学びの危機」:Counter Learning Crisis Project -学びづらさに向き合う子どもたちの「学びの灯」のために-
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