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みなさん、おいしい食べものは好きですか??
旅行に出かけたとき、私はその場所で
おいしい食べものを探して食べることが大好きです。
前回に引き続いて全国のおいしい食べものを紹介していきます。

今回はどこの県の食べものじゃ??

今日は、博士に秋田県のおいしい食べものをご紹介します!

ほ~秋田県か。秋田県といえば、なまはげじゃな。
※字幕はありません。それに、なまはげの声が怖いので気をつけてください。
なまはげという言葉の始まりについて、江戸時代後期の民俗学者の菅江真澄によると「なまけて囲炉裏の火にあたり、すねに出来た火ダコを鬼が剥いでまわる、生身をはぐ、転じて、なまはげ」と記しているそうです。ちょっと、こわいですね・・。でも、なまはげは神の使いなので悪い人ではないのです・・・。


白衣博士、なまはげは食べものではありませんよ。

そうじゃった。いやはや。なまはげ、という言葉の響きが昔から好きでのう・・。

と、いうことで。それでは、秋田県のおいしい食べものを紹介していきま~す!!
秋田県のきりたんぽの、ちょっといい話。

おお。たしかに、秋田県といえば、きりたんぽ鍋じゃな。

でも、博士。なんで秋田県で、きりたんぽができたか知っています?

うーむ。聞かれてみると、わからんなあ・・。

お、気になりますよね。それで私、きりたんぽの歴史について調べてみたんです。そしたら、秋田県庁のwebサイトに情報があったんですよ。
※漢字が多いので少し難しいかもしれませんが、音声読み上げボタンがあるので、漢字が読みにくいときは音声で聞いてみるのも良いと思います!

ほ~。秋田県のきりたんぽは、秋田でたくさん取れるお米を使って、マタギと言われる人たちが非常食として考え、仕事をする山に持って行ったことが始まりなんじゃな。秋田県には、奥羽山脈という大きくて険しい山があるけれど、山と人々の暮らしはそうやって繋がっているのじゃな。

秋田県は、お米も有名ですもんね。白神山地から流れてきた栄養たっぷりの水が秋田県にはあることと、お隣の岩手県との間にある、奥羽山脈が寒い風(ヤマセ)を防いでくれることで、おいしいお米が育ちやすいんですよ。お米と奥羽山脈の関係性については、わかりやすいイラストが全農あきたのページにあります。

ほ~。大きな山がたくさんの奥羽山脈、米づくりにとってかかせないものだったのじゃなあ。でも、今、山が荒れてしまって、こんな被害も出ているのじゃなあ・・・。森と水の郷あきたのページに、こんな報告が出ていたぞい。
※漢字が多いので少し難しいかもしれません・・

昔は、山で取れる木材や食べものを求めて山の面倒をみる人たちが多かったのに、今は山の面倒をみる人が減って、山が荒れ、クマたちが食べる食べ物が減って、クマたちが人間が住む町へ降りてきてしまっているんですねえ。きりたんぽを考えたマタギの人たちのように、山の恵みに感謝しながら、クマや自然と共存して働く生き方が失われていくことが、こんな問題にも繋がっているんですねえ・・。

マタギの人たちについて、秋田県庁のページに詳しい説明があったのじゃが、マタギの人たちは「山は山の神様が支配する場所であり、クマはその神様からの贈りもの」と自然を大切に思う気持ちをもとに仕事を続けていたんじゃなあ。
※漢字が多いので少し難しいかもしれませんが、写真は参考になると思います。

きりたんぽ鍋の具材は、山の恵みを感じられるような具材ですからね。キノコとか、地鶏とか、セリとか・・。山の恵みに感謝してきた人たちの歴史が、この鍋にはつまっているのだなあ。



うーむ、なんだか、きりたんぽ鍋大会をしたくなってきたぞい。

青森のりんご食べ比べ大会に引き続き、そちらも白衣博士のおごりということで。おまちしていま~す。
※おごり・・物を買ってくれること。

社会科が大好きな大学院生。毎週、大河ドラマを欠かさず正座してみている。秋田県には行ったことがないが、秋田県は天寿さんという美形かつ芸達者なタカラジェンヌの出身地であるという理由で、いつか絶対に行きたいと心から願っている。人がその場所を訪れたいと思う理由は、きわめて動機が不純だったりもする・・と思う。