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みなさんの学校は、長らくお休みになってしまいました。
それは、誰のせいでもありません。「新型コロナウィルス」という病気のせいです。
でも、納得がいっていない人も、多いと思います。
「自分も友達も先生も、病気の人はいないみたいなのに、なぜ授業は休みになってしまったのだろう。」
「最初は、大人もみんな会社にいっていたし、今も街ではお店もやっているのに、なぜ学校ばかり閉められてしまっているのだろう。」
「自分は進級したはずなのに、なぜ学校からは、前の学年のプリントばかりが送られてくるのだろう。」
「もしかして、進級や入学には、それほど意味はなかったんだろうか。」
「もしかして、勉強するということは、最初にやめてもよかったことだったのだろうか。」
「やっぱり、『学ぶ』ことは、重要ではなかったんじゃないか。」
実は、一番はじめに、みなさんの学校を休みにしてしまったのは、あまり良い作戦ではありませんでした。私たち大人も、初めての病気に戸惑ってしまって、作戦を間違えてしまったのです。一度休みにしてしまうと、なかなかはじめられません。
私たちは間違っていました。そこは、素直にお詫びしたいと思います。
でも実は、「学ぶ」ことは、ちゃんと意味があるのです。みなさんにとっても、社会にとっても、一番と言っていいぐらい、大事なことです。みなさんが意欲をもって学び続けることが、私たちの未来にとって、今こそ大事なのです。
もともとみなさんは、特に障害のある子どもたちは、ずいぶん苦労して勉強してきました。もう勉強なんてイマイチ、と思っている人もいるでしょう。勉強以外に楽しいことがある、と思っている人も多いでしょう。逆に、新しいことを勉強したかったのに、そのチャンスがなくなって、実は落ち込んでいる人も、たくさんいるでしょう。
私たち、津田塾大学「まなキキ(学キキ)」プロジェクト(「学びの危機」研究会の愛称です)は、真っ先に学ぶ機会がなくなってがっかりしたり、やる気をなくしてしまっている人たちが、手元のスマートフォンや、家のパソコンで、楽しくユニークに学べるような情報を、みなさんに紹介したいと思っています。どれも、みなさん方の先輩(これから先生をめざしていたり、自分も障害があって大学で勉強している、お姉さん方です)が、「学びのナビゲーター」として、おすすめしたい「学び」ばかりです。
「学ぶ」ことは、本当はとても楽しく、ワクワクするものです。「新型コロナウィルス」が流行していても、学校が休みになっていても、はじまりはしたけれど、クラス別登校だったり短縮授業だったりしてなかなかいつもどおりにもどらなくても、「学ぶ」ことのワクワク感は、そしてみなさんが「学ぶ」ことの大事さも、何もかわらないのです。ぜひ、「学びのナビゲーター」のおすすめによって、このサイトに載っている情報をクリックしてみてください。
どんな時もどんな場所でも、みなさんが、「学び」にワクワクし続けてくれることを願っています。私たちもそのために、少しでもお役にたちたいと思っています。
津田塾大学「まなキキ」プロジェクト
「学びの危機」(Counter Learning Crisis) 研究会