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みなさん、こんにちは。H松です。緊急事態宣言が解除され、エッセンシャルワーカ―という言葉も色々なところでニュースに出てくるようになりました。しかし、エッセンシャルワーカ―という言葉が社会でたくさん言われるようになっても、みなさんに考えてもらいたいな…と思う悲しいニュースもたくさんあります。今日は、働いている人に対する差別とは何かについて、お話したいと思います。
レジ打ちの仕事をしている人が「悲しい」と思ったこと
エッセンシャルワーカ―である、スーパーマーケットでレジ打ちの仕事をしている人が、こんな体験をしたという記事が出ていました。今の日本で、こんなことが起きているのだということを、みなさんにご紹介したいと思います。(ご紹介するページは、ふりがなが全くないページなので、このページのURLの下に、H松が説明を入れますね。漢字にチャレンジしたいみなさんは下のURLから、今はチャレンジしなくてもいいな!というみなさんはH松の解説をみてくださいね)
ご紹介したニュースをH松が簡単に説明すると…
首都圏(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県の1都7県のこと)のスーパーマーケットでレジ打ちの仕事をしている人が、COVID-19の対策として消毒を毎回行ったせいで、手の肌がボロボロになってしまったと言っています。そして、「そんな手でお客さんとやり取りをしたら、お客さんに嫌な思いをさせてしまうだろう」と、手袋で手を隠し、かゆみに耐えながら何時間もレジを打つ仕事をしていると言っています。
でも、そうやって頑張って働いているにもかかわらず、お客さんから「レジが遅い!」と文句を言われたり、「汚い!」とバイキン扱いするような言葉を言われてしまうこともあったのだそうです。
このようなことがあって、スーパーマーケットで働いている人たちは疲れ切ってしまっているとも言っています。どうか、レジの仕事をしている人に怒りをぶつけないでほしい、とみなさんに呼び掛けているんです。
H松がこのニュースを聞いて思ったこと。
H松は、このニュースを聞いてこんなことを思いました。
レジを打っている人は、COVID-19の感染の危険にさらされながらも、今までどおり働かなければ、今の社会でみんなが生きていけなくなってしまうエッセンシャルワーカ―なのに…。
どうして、その人たちが「悲しい」と思うことをする人たちがいるんだろう…。
どうして、その人たちを「汚い」といって、自分とは違う人のように扱う人たちがいるんだろう…。
みなさんに、考えてほしいなあと思うこと。
このお話は、もしかしたら、みなさんが学校の社会の授業で習っていることに比べると、とてもとても身近な場所で起こっていることに感じるかもしれませんし、目を向けたくないような気持ちがしたり、気分が暗くなってしまうようなお話かもしれませんね。
でも残念ながら、今の社会には、スーパーの店員さんにひどいことを言う大人がいるんです。みなさんにとっては、「信じられない!」と思うことかもしれませんが…。
「信じられない!」と思うからこそ、ここで是非、みなさんに考えて、学んでほしいことがあります。同じ人間が、同じ人間を「差別」するとはどういうことなのか、ということです。
次のページでは、「差別って、なんだろう?」という疑問にH松が答えます。