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本の魅力を伝えてみよう

読書感想文、書いたことのある方が多いのではないでしょうか。では、「書評」はどうでしょうか。
書評とは、
「書物の内容を批評・評価すること。また、その文章。」
のことです。
書評は、
- 本の内容や背景を説明している
- その本の魅力や読みごたえがどうあるのか、この本で書かれている内容からどんな議論や探究をしていくことができるか
が書かれていなくてはなりません。
良い書評とは、読み手にその本を「ぜひ読んでみたい!読まねば!」と思わせるようなものです。
魅力を語る書評もあるかもしれませんが、著者の書いている内容に「いや、違う!」と思ったら、それを指摘してもいいのです。
ポイントは、書評の読み手が書評を読んで分かるように書く、ということが重要です。
単に自分の感想を述べる読書感想文と違うのは、読み手の存在を意識する、という点です。
書評は、本の内容や論点が説明されている必要があり、だからこそ、読みごたえもあるのです。
人に何かを紹介するからには、紹介するだけの理由を本人も分かっていなければなりませんよね。

書評を書いてみましょう!
・・・・とその前に、どんな本を紹介したいか読んだ本の内容の整理の仕方もみてみましょう。

実際にどんなふうに書評が書かれているのか、も見てみたい!
書評を書く前の準備体操
自分の読んだ本を振り返ろう
- どのように自分が興味を拡げていくのか
- どのようなテーマに惹かれる傾向があるのか
正確にメモを取っておくことで、振り返ったときにも参照可能です。

例えば同じ一冊から始めて友達と後でお互いのMAPを交換するなどしてみても、面白いと思います。

子供たち向けのMAP例も紹介されているよ!

自分なりにその本のポイントを抑えるから次の本に繋がっていく、ということを考えれば、これも書評を書く作業の第一歩です。
芋づる式!読書MAPを使ってもいいし、“ふせん”などを使ってみてもいいかもしれない。
M先生や大学生、大学院生のみんながそれぞれ作っていく、マップもご紹介していきたいと思います!
実際に書評を読んでみよう
書評は、インターネット上で簡単に読むことができます。
いろいろな人がいろいろな書評を書いています。
文体(著者の個性的特色がみられる、文章のスタイル)の存在にも気づかされるかもしれません。
よい文章を書きたい、と思ったら、たくさんの良い文章を味わいながらしっかり読むことが大事です。考えながら読めば、読むほど鍛えられる、といっても過言ではありません。
本の編集者や書評アイドル、図書館員や大学生などいろいろな人が書評を書いています。
あなたの気分に合わせて、書評も含め、コラムやインタビューを検索できます。
例えば、「味わう」「笑う・泣く」「観る」「恋する」「旅する」「ぞっとする」「考える」・・・・など。
対談などは、発言者によって色が分けられているのも分かりやすいですよ!