今こそ読みたい!古文の名作紹介 ①竹取物語

読み物

さんかくすと文がえます

<答え>

① 1,おじいさん

② 約9センチメートル (一般的(いっぱんてき)なトランプの(たて)の長さくらい)

③ 5人・(みかど)(現代でいうところの天皇(てんのう))を(ふく)めると6人

④ いいえ(プロポーズを全て(ことわ)ります)

⑤ 3,月 (※4, M78星雲(せいうん)はウルトラマンの故郷(こきょう)ですね)

⑥ かぐや姫が月の国へと帰ってしまう

いかがだったでしょうか?どれくらい覚えていましたかね。クイズ全問正解(ぜんもんせいかい)だった方もそうでなかった方も、この記事の続きを読んで、現在の「かぐや姫」という作品のもととなった古文に親しんでみましょう!


平安時代のかぐや姫は「竹取物語」の主人公

竹取物語(たけとりものがたり)」の情報(じょうほう)

・書かれた時代(じだい)
  900年ごろ(平安時代(へいあんじだい))と言われている

作者(さくしゃ)
  不明(ふめい)

・ジャンル
  物語(ものがたり)文学(ぶんがく)

・主な登場人物
  かぐや姫、(おきな)讃岐造麿(さぬきのみやつこまろ))、(おうな)石作(いしつくり)皇子(みこ)庫持(くらもち)皇子(みこ)阿倍御主人(あべのみむらじ)大伴御行(おおとものみゆき)石上(いそのうえ)麻呂足(まろたり)御門(みかど)

歌子さん
歌子さん

現代(げんだい)では「かぐや姫」という名前で親しまれているこの物語は、私がやってきた平安(へいあん)の世では竹取物語(たけとりものがたり)と呼ばれていますよ。

Sさん
Sさん

竹取物語(たけとりものがたり)は、中学生の時に古文の授業(じゅぎょう)で習いました!古文で書かれた作品を現代文にしたものが日本昔話の「かぐや姫」なんですね。
(900年ごろに書かれた作品ということは、794年に平安時代が始まったから、それから100年ほど経った頃に書かれたということか…)

歌子さん
歌子さん

竹取物語(たけとりものがたり)は、私の住む平安の世ではすでに、日本最古(さいこ)の物語として注目(ちゅうもく)されているのですよ!

Sさん
Sさん

ものすごく古い物語ですね!その物語が今まで読み継がれているなんて、ロマンがあります…♡ (竹取物語を知っているということは、歌子さんは900年よりも後の平安時代からやってきたんだなあ…)

また、そのような歴史(れきし)ある作品の作者(さくしゃ)がわかっていないというのもなんだかロマンがありますね…!

歌子さん
歌子さん

私もよく、(だれ)が書いたのかわからない(なぞ)多き物語だと、平安の世の友人とよく話題(わだい)にしていますよ。

「かぐや姫」として親しまれている昔話は、平安時代(へいあんじだい)に書かれた竹取物語(たけとりものがたり)現代版(げんだいばん)ということがわかりましたね。そんな竹取物語は、物語(ものがたり)文学(ぶんがく)というジャンルに分類(ぶんるい)されていますので、ここで簡単(かんたん)説明(せつめい)しておきます。

平安(へいあん)鎌倉(かまくら)()盛行(せいこう)した文学形態(ぶんがくけいたい)口承文芸(こうしょうぶんげい)母体(ぼたい)とする《竹取物語》に始まるとされ、この作り物語の流れは伝奇的(でんきてき)なものから次第(しだい)写実性(しゃじつせい)獲得(かくとく)した。

百科事典マイペディア

この説明からわかるように、平安時代から鎌倉時代にかけて人気だった文学のパターンの一つのようです。竹取物語は「伝奇的(でんきてき)=現実では起こりそうのない感じ、不思議な感じ」というどことなくファンタジー要素(ようそ)が強い作品として知られており、それから後に「写実的(しゃじつてき)=物ごとをありのままに描写(びょうしゃ)する感じ」という現実要素(ようそ)の強い作品が作られてきたのです。

日本最古(さいこ)物語文学(ものがたりぶんがく)とされる「竹取物語」の冒頭(ぼうとう)からラストシーンまでの詳しいあらすじを知りたいという方は、こちらのページがとてもわかりやすいので、ぜひご覧ください!

読み物国語(こくご)古典

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