年賀状に関する豆知識

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年賀状の書き方のコツ

最近(さいきん)では、プリンターという便利(べんり)なもので年賀状(ねんがじょう)を作ることも多いかと思いますが、手書きの年賀状(ねんがじょう)も味がありますよ!ここでは手書きで年賀状(ねんがじょう)を書くときのコツを、先ほど紹介(しょうかい)された「賀詞(がし)」を用いて説明(せつめい)していきます。

(たて)書きの場合(ばあい)年賀状(ねんがじょう)について説明(せつめい)していきます。

漢字一文字の賀詞「寿」を使用した年賀状
漢字四文字の賀詞「謹賀新年」を使用した年賀状
賀正
旧年中はたいへんお世話になりました
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
令和三年 元旦
漢字二文字の賀詞「賀正」を使用した年賀状
明けましておめでとうございます
本年が皆様にとって佳き年でありますように
令和三年 元旦
漢字を含む少し長めの文章「明けましておめでとうございます」を使用した年賀状
Sさん
Sさん
  • まず、新年をお祝いする「賀詞(がし)」は、年賀状(ねんがじょう)の右上に大きく太めの文字で書きます。
    賀詞(がし)複数(ふくすう)使うと意味が重複(じゅうふく)してしまうので、一つだけ使います(「賀正 -明けましておめでとうございます-」のようなものは、「頭痛が痛い」と言っているのと同じような感じです)
  • 次に、「()()」と呼ばれる、賀詞(がし)のあとに続く挨拶(あいさつ)の文章を賀詞(がし)よりも小さな文字で書きます。()()きでは、日頃(ひごろ)感謝(かんしゃ)や相手の幸福(こうふく)(いの)る言葉を書き、その後に自分の近況報告(きんきょうほうこく)などを書くと良いとされています。(例示(れいじ)した画像(がぞう)では、自身のことについての内容は省略(しょうりゃく)しています)
    二行以上の文章になる場合、行頭(ぎょうとう)をそろえると読みやすくなります。
  • 最後(さいご)日付(ひづけ)年賀状(ねんがじょう)左端(ひだりはし)に、賀詞(がし)よりも少し下げた位置(いち)から書き始め、やや小さめにまとめます。添え書きの書き始めよりも高く、賀詞(がし)の書き始めよりは低い位置(いち)に書くイメージです。

寿と書かれた年賀状にはだるまと花の絵
賀正と書かれた年賀状には水引の絵
謹賀新年と書かれた年賀状には「丑」と書かれた扇の絵
明けましておめでとうございますと書かれた年賀状には、梅の絵と丑の文字が加わっています
それぞれの年賀状に色ペンで絵や干支の名前を加えたもの
Sさん
Sさん

文字を書いて余ったスペースに、干支(えと)の名前や、想い想いの絵を書き加えると、(はな)やかになりますね。
左下の年賀状(ねんがじょう)のなかの小さい赤いお花は一応(いちおう)(うめ)のつもりで書きました笑 赤いペンで5つの丸を描いて中心に黒ペンで何個か点をつけるだけです!簡単ですからぜひトライしてみてください!

Sさん
Sさん

ここで補足(ほそく)です!年賀状(ねんがじょう)は、一月七日までに届くように出すことが好まれます。それ以降(いこう)のものは、年賀状(ねんがじょう)ではなく「寒中見舞(かんちゅうみま)」となります。


ここまで、年賀状(ねんがじょう)に関する豆知識(まめちしき)と手書きの年賀状(ねんがじょう)のコツを紹介(しょうかい)してきました。年賀状(ねんがじょう)のやりとりは、なかなか会うことができない人にも新年の喜びを届けることのできる、日本のすてきな文化の一つです。年に一度の書いて楽しい、もらって嬉しい年賀状(ねんがじょう)をぜひ楽しんでください!

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