まなキキオンライン講読会_第8弾(ゆるフーⅣ)『主体の解釈学』(1)

化粧をするカエルのイラスト オンライン講読会

さんかくすと文がえます

「主体的・対話的で深い学び」、「GIGAスクール」、「個別最適化」、「生成AI」…。
内実が置き去りになったまま上滑りするトレンドに対して、教育現場は、社会の現場は、ますます混迷を深めているのではないか。
コロナ後の学びの危機の中で、自らが生きるために求められる「主体性」とは何なのか…。
ミシェル・フーコーの議論から迫ります。

 

 
※ 大学研究会の主催ですが、お申込み者は、自由に一回からご参加いただけます。お気軽にご参加ください
(どなたでもご参加いただけます!)

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講読会について

講読書籍

ミシェル・フーコー講義集成 < 11 >「主体の解釈学」(1)
(コレージュ・ド・フランス講義1981-82)
ミシェル・フーコー著   廣瀬 浩司・原 和之訳 筑摩書房(2004年)   

開講時数が多く(章立てが多く)一度の講読会では読み終えない分量なので、まずは、きりのよいところまでを「ゆるフーⅣ」として読み進めていきます。

講読期間

2023年12月5日(火)~2024年2月13日(火) 全10回

開催時間

18:00-19:30ごろ(入退室自由)

開催場所

ウニベルシタス(通称うにぶ:〒 187-0022 東京都小平市上水本町1-28-21明和荘E棟5号室
オンライン(ZOOM)開催

S先生
S先生

ウニベルシタスで参加のみなさんは、「まなキキ・ブレンド」を味わっていただけます!
オンラインで参加のみなさんも、baseなどを通じてまなキキ・ブレンドをお手元で味わっていただけます!
同じ香りで包まれながら、講読を進めていきましょう~!

参加方法

ご参加方法には、①一般参加会員、②継続参加会員、③傍聴参加の三種類があります。

 

  • ①一般参加会員
    その都度ごと参加の申し込みを行って参加いただくものです。
    当日の講読に必要な資料を事前にお送りさせていただきます。
    ご参加予定の講読会の一週間前までにこちらのGoogle Formよりお申し込みください。
  • ②継続参加会員
    継続的に講読会にご参加いただくということで登録される会員です。
    講読会に必要な資料を事前にお送りさせていただきます。
    ※ 参加登録は一度のみで完了いたします。
    ※ また、継続参加会員が毎回必ず参加が必要というわけではありませんので、ご都合に合わせてお気軽にご参加ください。

    お申込みはこちらのGoogle Formよりどうぞ!
  • ③傍聴参加
    特に講読用の資料を希望せず、ZOOMでの傍聴のみを希望される参加のスタイルです。
    一回のみのご参加でもお気軽にお申込みいただけます。
    ご登録いただいた方宛てに、開催前にZOOMのURLをお送りいたします。
    お申し込みはこちらのGoogle Formよりどうぞ!


 

第一講| 一九八二年一月六日①「主体性と真理」 他
2023年12月5日

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当日リポート

 記念すべく第8弾目のまなキキ・オンライン講読会。「ゆるフー」としては4回目の開催です。
なにより、まなキキ・オンライン講読会始まって以来のハイブリッド開催となりました。
もしよかったら、ぜひうにぶにも足をお運びくださいね(まだ?!少し散らかり気味なのですが…)

 今回の内容は、まさに「自分たちのことを自分たち自身で考えていくこと」の困難さについて考えていく機会になったら、と野望?も語られました。
自分の力で主体的であることや自立していくことの困難さを考えていく場としてもぜひ、楽しくユルユル読んでいけたらと思います。

 さて、初回のフーコーの講義の中では、ソクラテスの「無知の知」を連想させられるような言葉としても、デカルトがいうような「自我の目覚め」とも知られる「汝自身を知れ」というキーワードに対する「自己への配慮」という概念に注目するところから始まりました。
 「自己への配慮」と聞くと、自分をえこひいきしたり、自分のために動いたり、自分自身にセルフィッシュになる――「専心」とフーコーは文中で表現していましたが――ようなものとして捉えられがちです。決して、いいイメージの概念としては捉えあれないように思われますが、もともとはネガティブに使われる表現ではなかった、といいます。

 「汝自身を知れ」という言葉と、「自己への配慮」が決定的に違うのは、自分自身について知ったり、自分自身について考えたりするような「認識」の問題として捉えられる「汝自身を知れ」に対して、「自己への配慮」が、ある様式に従って①どのような態度をとり、②視線をむけて注意を払い、③行動するのか、といった形式―技法:テクニックであるという点です。

「自己への配慮」という概念が、議論の余地なく、「どう生きるのか」といった生き方の技法を論じるものとして捉えられるようになり、それがこれまで見てきたような生権力(人がどう生きるのかを統治する)に至る経緯を追うヒントになるものとして、フーコーは捉え、議論しようとしているのかもしれない、と確認することができました。(どう生きるのかを技法を示されながら、主体的にどう生きることができうるのか、とも指摘がありました)

 今や、学びに関しても「どう考えていくのか」ということではなく、「どう生きるのか」といった道徳的な観点からばかりフォーカスされてしまっているかもしれず、そのことが「生きづらさ」につながっているのかもしれない、とも議論されました。
 「自己への配慮」が、もともと<自己に関する技法>だったのかもしれないものが、「デカルト的契機」によって、真理を求めていくための、<真理に関する技法>(真理を求めるという生き方、真理について考えるという生き方)に変化してしまったのではないか、という点をこれから確認していくことができるのかもしれません。

 「主体的に〇〇する」ことが目標に設定されがちな今日この頃、本当に「主体性」を求めるなら、そのように規制されたり、目標づけられるようなものではないのかもしれません。まさに議論は始まったばかり。これからの進展も楽しみですね。よい冬の時間を過ごしていきましょう。

 

参加者の皆さんからのコメント

第二講| 一九八二年一月六日②「自己への配慮」 他 
2023年12月12日

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第三講| 一九八二年一月十三日①「自己の技術」 他 
2023年12月19日

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第四講| 一九八二年一月十三日②「汝自身を知れの否定」 他 
2023年12月26日

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第五講| 一九八二年一月二十日①「生存の技法」 他
2024年1月9日

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第六講| 一九八二年一月二十日②「自己の実践」 他 
2024年1月16日

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第七講| 一九八二年一月二十七日①「師弟関係と自由」 他 
2024年1月23日

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第八講| 一九八二年一月二十七日②「学校外の哲学」 他 
2024年1月30日

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第九講|一九八二年二月三日①「自己と生の技法」 他 
2024年2月6日

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第十講| 一九八二年二月三日②「聴衆からの質問」 他
2024年2月13日

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