社会の楽しい学びのススメ:歴史の学び方

大学生のYさんのイラスト ご機嫌な勉強のススメ

さんかくすと文がえます

興味のあることを調べる

何かを読んだり、見たりするよりも、自分の気になることを調べるほうが楽しいな、という場合もあるでしょう。もちろん大歓迎(かんげい)です。

何かについて調べるときには、インターネットを使う方法や、本や新聞などを使う方法があります。今は、図書館がお休みになっていることも多いですから、なかなか本で調べるのは (むずか)しいかもしれません。

ここでは、おうちでインターネットを使って上手に調べ物をするためにオススメの方法を紹介(しょうかい)します。国語のページでも調べ物をするときに便利なサイトを紹介(しょうかい)しているので、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね。

気になる時代を調べてみる

日本の歴史、あるいは世界の歴史を見るときに、「◎◎時代」ということばを使うことがあります。先ほど紹介(しょうかい)した、マンガは時代ごとに書かれています。私は、日本史なら「明治時代」を面白いなと思います。みなさんは、好きな時代はありますか。

そんな、「面白いな」と思う時代について調べるのはどうでしょう。どんな食べ物を食べていたのかな、どんな人が()らしていたのかな、どんなことがあったのかな…。だんだんワクワクしてきませんか。

ひとりのことを調べてみる

「◎◎時代」というのは、いまひとつよく分からない、面白くない人へ。
「時代」というのは、まず随分(ずいぶん)とざっくりしています。江戸時代はおよそ250年間ありました。長いですね。今から250年前は、まだ江戸時代です。
しかし、その「時代」というものは、後の人たちがつけた名前です。当時の人たちは「ぼくは今江戸時代に生きているぞ」と思っていたわけではないですから。もしかしたら、私たちが生活している今を、後世の人たちは「インターネット時代」なんて名前を付けるかもしれないけど、私たちはそれを意識して生きているわけではないのと同じですね。

そう考えてみると、「◎◎時代」が面白くないというのも、よく分かります。では、その時代に()らしていたひとりについて考えてみるのはどうでしょう。先ほど紹介(しょうかい)した、「ねこねこ日本史」【公開終了しました】でも、西郷隆盛(さいごうたかもり)だけを取り上げたものがありました。こういうふうに、ひとりの人の一生について調べてみるのです。これも「歴史」の学びです。

自分の住むまちのことを調べてみる

日本の歴史とか、世界の歴史とか、広すぎる!という人には、「地域史」をおすすめします。「地方史」とか、「郷土(きょうど)史」なんていったりもしますが、小さな地域の歴史です。みなさんの住んでいるまちの歴史を調べてみませんか。わたしは、この「地域史」が大好きで、旅行に行くたびにその地域の本を読みます。地域をたくさん歩いて、まちの人とお話をしながら、そのまちのことを知っていくのです。地名の由来、昔どんな人が住んでいたのか、いつからまちができたのか、などなど、面白いことがたくさんありますよ。
興味がでてきたら、Yahooきっずなどで「(まちの名前) 歴史」と調べてみましょう。図書館や、町のホームページが出てくることが多いと思います。たとえば、これを書いている人たちの大学のある東京都小平市の歴史について調べてみると、こんなページが出てきます。へえ、知らなかったなぁ。

作品を調べてみる

時代とか、人物とか、まちの歴史とか…全部いまいち。でも、資料集にあるような、絵や仏像はちょっと面白いかも。写真なら面白いかも。そんな場合もありますね。

e国宝」というページがあります。4つの国立博物館にある作品の写真をオンラインでみることができます。「これ教科書で見たことあるな」とか、「この絵面白そう!」とか、写真をながめながら楽しく調べ物ができるおすすめサイトです。写真を拡大したり、説明を読んだりすることができます。子ども向けではないので、少し(むずか)しいかもしれないですが、視覚(しかく)情報から学ぶのが好きな人にはおすすめです。

まとめてみよう
たくさん調べたら、ぜひそれをまとめてみましょう。
いろいろなまとめ方があります。新聞にしたり、ノートに書いたり。年表にしたり、地図にまとめたりするのもいいですね。絵が得意な人は、イラストを描くのもすてき。他にも、たとえばこのサイトではスケッチブックにまとめる方法を紹介(しょうかい)しています。まとめ方のコツも教えてくれますよ。

Yさん
Yさん

どうでしたか?「歴史って面白いかも・・・」と思ってもらえたでしょうか。楽しい歴史の学び方を紹介(しょうかい)できるように、わたしもたくさん学んでいきます。

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