国語:【コミュニケーションとしての言葉】

コミュニケーションをする人たちの画像 国語:まなナビNAVI

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クラスの中(なか)で流行(はや)る言葉(ことば)とかってありますか?例(たと)えば、私(わたし)がみなさんくらいの頃(ころ)、「わけわかめ」とか、そんな言葉(ことば)がはやりました。

M先生
M先生
わけわかめっ!!
ねこさん
ねこさん
「わけわからない」という意味(いみ)です。

なんとも”わけわかめ”ですよね。
こういう”はやり言葉(ことば)“は地域(ちいき)によっても違(ちが)うみたいですね。
方言(ほうげん)のようなものなのかもしれません。
同(おな)じ対象(たいしょう)を指(さ)していて、同(おな)じ日本語(にほんご)を話(はな)しているのに、全(まった)く違(ちが)う表現(ひょうげん)の仕方(しかた)をすることもあるようです。
不思議(ふしぎ)ですね。
地域(ちいき)によっても言葉(ことば)は変(か)わりますが、どのような集団(しゅうだん)の中(なか)にいるか、によっても変(か)わりますね。


友達同士(ともだちどうし)で話(はな)している話題(わだい)や口調(くちょう)は、
家族(かぞく)のそれとも違(ちが)うでしょうし、初(はじ)めて会(あ)う人(ひと)とする会話(かいわ)とも全(まった)く異(こと)なるものになるでしょう。

昔(むかし)、オードリーヘップバーンというとてもきれいな映画(えいが)スターが、
「マイ・フェア・レディ」というとても有名(ゆうめい)な映画(えいが)に出演(しゅつえん)していましたが、その映画(えいが)では、“ザ・ご令嬢(れいじょう)”になるために必死(ひっし)に話(はな)し方(かた)の訓練(くんれん)を受(う)ける、というお話(はなし)でした。
社会(しゃかい)階層(かいそう)(いわゆるお金持(かねも)ちと貧(まず)しい人(ひと)など)で話(はな)す言葉(ことば)―イントネーションから発音(はつおん)まで違(ちが)う、ということが、イギリスではよく話題(わだい)になるのですが、それをモチーフにした映画(えいが)だったのですね。


私(わたし)たちが話(はな)す言葉(ことば)、コミュニケーションの道具(どうぐ)としての言葉(ことば)もとても多様(たよう)です。それは社会(しゃかい)のしくみや人間(にんげん)関係(かんけい)からも影響(えいきょう)を受(う)けるものです。まるで国語(こくご)の話(はなし)をしていないようですが、国語的(こくごてき)な知識(ちしき)がやっぱりベースにはあるのです。

言葉はどんなふうに生まれて育つのかな?

誰(だれ)がどのような表現(ひょうげん)をするかで、その言葉(ことば)の意味(いみ)は変(か)わってしまう。
その言葉(ことば)の受(う)け止(と)められ方(かた)も変(か)わってしまうことがある。
同(おな)じ言葉(ことば)のはずなのに、その話者(わしゃ)がどのような立場(たちば)、どのような属性(ぞくせい)(先生(せんせい)とかお父(とう)さんとか妹(いもうと)とか)であるか、によってその言葉(ことば)の持(も)つパワーは変(か)わってくる。
そういった不思議(ふしぎ)な現象(げんしょう)を具体的(ぐたいてき)な例(れい)を通(つう)じて、“言語学(げんごがく)”という学問(がくもん)の分野(ぶんや)から書(か)かれたコラムです。

ラブレターをわたす人のイラスト

同(おな)じ「ありがとう」も日本(にほん)全国(ぜんこく)、少(すこ)しずつ表現(ひょうげん)が違(ちが)う。

同(おな)じ告白(こくはく)でも「好(す)きだっちゃ」、「好(す)きやねん」、「好(す)きなんさ」、「好(す)きじゃけ」、「好(す)きばい」・・・など様々(さまざま)なドキドキするシチュエーションがあり得(え)るわけです。

方言(ほうげん)を標準語(ひょうじゅんご)に直(なお)そう、という矯正(きょうせい)の傾向(けいこう)もないわけではないですが、方言(ほうげん)には方言(ほうげん)の魅力(みりょく)もある。
このコラムでは、さまざまな地域(ちいき)の方言(ほうげん)を、それぞれの地域(ちいき)でしか手(て)に入(はい)らないお土産(みやげ)の中(なか)に発見(はっけん)し、レポートしています。 コラムの第一回目(だいいっかいめ)を担当(たんとう)した田中(たなか)宣廣(のぶひろ)さんは、

「『方言(ほうげん)みやげ・グッズ』や『方言(ほうげん)パフォーマンス』など,言語(げんご)そのものを商品(しょうひん)にして利益(りえき)を得(え)る利用(りよう)と,『方言(ほうげん)ネーミング』や『方言(ほうげん)メッセージ』など,言語(げんご)の工夫(くふう)した使(つか)い方(かた)を通(とお)して利益(りえき)にみちびく利用(りよう)は,『言語(げんご)の商業的(しょうぎょうてき)利用(りよう)』と言(い)えましょう。言語(げんご)の商業的(しょうぎょうてき)利用(りよう)や,それと似(に)た拡張(かくちょう)された活用(かつよう)を研究(けんきゅう)するのは,言語(げんご)研究(けんきゅう)の新(あたら)しい分野」(ぶんや)

としています。
簡単に言い換えてみると、
方言が使われていることが、「いいな」、「買ってみたいな」「使ってみようかな」という気持ちにつながっているのかもしれない。そのあたりを、ちょっと探ってみようではないか!と思ったそうです。
方言は、言い方の違い、ということ以上に、私たちの「欲しい」という気持をくすぐるお財布のひもをゆるめさせるヒントとしても重視されているのかもしれません。

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