▶ を押すと文が増えます

きっと、わからない言葉を検索するでしょう。検索バーに検索したい言葉を入力して、出てきた文字の情報を目で読んだり、読み上げて音で聞いたりするのではないでしょうか。
たしかにそれも1つの方法です。でも、他にも方法があります。
それは、そのわからないことの画像やイメージを調べることです。これによって、その単語のWeb上にあるイメージを見ることが可能になり、単語のイメージをざっくり拾うことができます。まず文字による検索結果が出てくるので、それを画像検索に切り替えると、色々な画像が出てきます。
例えば、日本語にすると「恥ずかしい」と訳される英単語に、ashamedとembarrassedがあります。でも、全く同じ意味なら単語2つは必要ないはず。なにが違うのか、画像検索してみるとヒントが得られます。
「なんだそれ、全然英単語の意味を調べることになってないじゃん」と思うかもしれません。でも、当たり前だけれど英語と日本語は違います。英語を日本語の文字の意味に結びつけ、固定すると、後々苦労することがあります。まずは、その単語が何を表現する言葉なのか、画像検索からみてみましょう。
さらに、イメージだけではなく動きから英語の意味を学ぶという方法もあります。こんなサイトがあります。
英語の手話が動画で見られるサイトです:Signing Savvy , handspeak.com
これらのサイトは、手話を使う人だけにおすすめしたいのではありません。知りたい単語の意味を、手話が反映していることもあります。このサイトでは、単語を検索して手話動画を見ることが無料でできるのでおすすめです(ただし、全ての単語に手話動画があるとは限らないし、ここに入っている手話数も限りがあります)。色々な手話動画を見て、単語のイメージを膨らませてみるとよいかも。
ashamedとembarrassedは、どう違うでしょうか?
おそらく学校では「わからない単語があったらまずは辞書を引こう」と教わったでしょう。その通りです。ただし、人によっては辞書は文字の羅列でしかないこともあります。「なんでこんなにたくさん意味があるの?」となることもあるでしょう。しかしここまでのステップをふまえると、それまでただの文字の羅列だったものが、なんとなくつながりを持ったりもするものです。だから、まずはその単語がもつイメージを検索したり、手話を見てみたりすることを最初におすすめしました。
次のステップは辞書を使うことです。ウェブ上に日英・英日辞書はいくつかありますが、無料で使えてだいたいの意味を知るなら、weblio辞書がおすすめです。発音が聞けることと、単語を検索するとその単語が入っている例文も無料で見せてくれます(例文は有料です、というサイトもあります)。
まずは、辞書でその単語を日本語にするとどういう表現になるのかを確認します。
そのあとがとても大事です。その単語がどのように文章のなかで使われているのか、例文を見てみることです。なぜならその単語1つで使われることはまずないからです。生きた英語を知るには、実際にその単語がどのように使われているのか、例文を読んで知ることです。時には、「あれ?さっき紹介されていた日本語訳とは全く別の日本語に訳されてるじゃん」とかもあります。必ずしもその単語が辞書に載っている日本語が、そのまま使われているとは限らないことを実感できると思います。それは、自分が英語を訳す時にどう訳すかを考えることにも大きく影響します。またこのWeblio辞書は、中学校で習うような重要な(=非常に使われる頻度が高い)単語には「コアイメージ」がついていることもあります。これは、その単語が何を意味しているのかを文字ではなく、イラストで表現したものです。これもステップ1、ステップ2で確認してきた、なんとなくの単語の意味を確認するのに使うことができます。すぐに答えを出さず、ちょっと遠回りすることって結構大事です。
これは完全に補足情報で、英語が嫌いな人は無理に調べる必要はありませんが、日本語の単語の意味を深く知るには日本語でその意味を知る必要があるのと同じで、英単語の意味を深く知りたいなら英英辞書を使うとよいです。
Oxford Learner’s Dictionaryの辞書のいいところは、
- 発音が聞けること(青がイギリス英語、赤がアメリカ英語の発音)
- 対義語が出るものもあること
- 似ている・近い意味の単語を”word finder”から見ることができること
- 例文を”Extra Examples”からいくつか見られること
さらに”Oxford Collocation Dictionary”からどんな単語と一緒によく使われているかも知ることができます。語源(”Word Origin”)も単語によっては書いてあります。
「この単語の意味ってなに?」を一歩深めて、「この単語って私が使うとしたらどう使えるのかな」を考える時に、英英辞書はとても役に立ちます。ちょっとハードルが高いですが、もっと知りたい!と思った時の方法として、無料で使える辞書があるということを、ぜひ頭のすみに置いておいてください。