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なんだかんだ言って、英語は言語なので、まず慣れること、英語や英語圏の文化にどっぷり浸かってみることがものすごく大事です。そして、少しでも自分の「好き」なものから英語に浸かることが大事です。ここにあげたサイトは、あくまでも一例で、自分の好きなものが載っていないかもしれません。そのときは、わからない英単語を調べる方法に戻って、自分の好きなもの・気になるものを検索して、世界を広げてみてください。
▶︎ The Official Pokémon YouTube channel
我が国が誇る世界的大スターといえば、ポケモンがまず思い浮かびます。異論は認めます。ポケモン、今や国を超えて世界で愛されまくってますね。でも赤青とピカチュウ版、2016年の時点で”Classic”って言われてる(こちら)…ちょっとショック…
ポケモン好きな方には、このチャンネルをおすすめします。
あと、嫌われてるんだか愛されてるんだかよくわからないコイキングの歌もおすすめしておきます。結構ひどいことうたわれてますが(どこらへんがひどいか是非聴いて・見てみて)、歌までつくられてるってことはやっぱり世界中で愛されてるんだよ…ね?コイキングの歌は、歌詞に対応した動画がついているのと、歌詞が字幕でついているので何がうたわれているのか(ディスられているのか)わかりやすいです。
英語に慣れるために日本語でまずは慣れたいという方、字幕を読むことができれば、こちらの動画がおすすめです。
みなさんよくご存知と思われる、俳優さんたちのドライブ旅の動画です。
日本語で楽しんでしまいそうですが、そこに字幕をつけて、よく使われる日本語が英語だとどう表現できるのかみてみるとすぐに使える英語を知ることができます。今のところ日本語字幕はないので、音が聞こえない・聞こえづらい場合は、英語の字幕から何を言っているのか知るという使い方はできると思います。にしても、ドライブ旅楽しそうです。この事態が落ち着いたら、こんな旅してみたいですね。
ヤマカイTVという、バレエ系YouTubeチャンネルがあります。
このチャンネルでは、カップルでアメリカのバレエ団に所属共通語として英語を使って会話しているのを見ることができます(ちなみにヤマカイさんは日本人、ネレアさんはスペイン人です)。なぜこのチャンネルがおすすめかというと、英語に日本語字幕がついていること…だけではなくて、その字幕が面白いからです。これまで”This is a pen.”「これはペンです」とか”I eat breakfast.”「わたしは朝食を食べます」とか、とりあえず訳してみるけど「この日本語ってふだん使うか?」と感じたことがある人には「英語ってこんなふうにも訳せるのね」ということを感じられるチャンネルです。ヤマカイさんの日本語訳に思わず笑ってしまいます。これまで練習問題として解いてきた英文の、和訳との距離を感じると思います。でも、日本語の表現は本来もっとゆたかであるはずですよね。
ただし、ヤマカイさんとネレアさんが実際に話している英語と、字幕の内容には結構違いがあります。それも「(字幕を見て)絶対ネレアさんこんなこと言ってないだろ。本当は何て言ってるんだろう」と楽しむこともできると思います。このチャンネルは英語を訳すことの楽しさを教えてくれるチャンネルであって、正確な英語の訳し方を教えてくれるサイトではないです。
こんなYouTubeチャンネルがあります。
自分で「英語に慣れる」というタイトルをつけておきながら、このチャンネルで慣れたら悪夢を見そうだなと思っています。外見はひたすら不気味です。赤ちゃんは泣くと思います。中身はひたすら「うざい(annoying)」です。不気味で「うざい」という最悪最悪なオレンジの動画です。英語をしゃべっているんだけど、このオレンジが「うざい」ことはすごく伝わってきます。
なぜこのチャンネルを紹介するのかというと、英語を話している時の口元の動きをよく見られること、そして字幕が比較的ついている(英語字幕だけではなく、24か国語対応の動画もあります)ためです。YouTubeには動画の速度を早めたり遅めたりする機能があるので、口元をよく観察してみるとどのように口を作って発音しているのか見てみると発見があるかもしれません。
最近、日本人YouTuberが海外にもファンを増やしているのをよく見かけます。海老をさばいていく動画(きまぐれクック)を見ていて、面白いコメントを見つけました。
日本語では「海老」を表す言葉は「海老」だけで、shrimpと字幕でも訳がついています。しかしコメント欄では「おいおい、こんなに大きな海老がshrimpだったら、lobster(ロブスター)が人間サイズになっちゃうだろ」などと盛り上がっています。つまり、「海老」を表す言葉が、日本語と英語で違うということですね(厳密にいうと、英語圏でも言い方が異なります。詳しくはこちらで説明されています)。
たまたま海老をさばく動画だったので、海老をあらわす言葉について考える機会を得たのですが、このような違いは英語だけではなく、他の言語でも結構あります。例えば、イヌイットは雪をあらわす言葉を何十個も持っていたり、フランス語では蝶々と蛾を区別していません(papillonという言葉1つで蝶々と蛾どちらも表すようです)。あるものごとを表す言葉がいくつあるか、またその言葉がどこからどこまでを表しているのかを考えると、結構その土地の文化も見えてくるような気がします。他にもこのように日本語と他の言語で大きく違いが現れる言葉はたくさんあると思います。自由研究として、調べてまとめてみてもいいかもしれません。
先に言っておきますが、閲覧注意です。必ず1人でみてください。親と一緒に見るなんて言語道断です。おそらくパソコンやスマホが使用禁止になるでしょう。責任はとりません。
South Park Studios (YouTubeはこちら/本家はこちら)
このアニメには、大統領やらエンペラーやらキリストやら悪魔やら、ある意味すごいメンツが続々登場します。あとJustin Bieberとか、それこそポケモンとか色々出てます。時事ネタも入ってる…とかいうと真面目なものを想像しますが、全然そうではないです。ふざけ倒しています。内容はあまりにも下品です。言って良いことと悪いことの区別ができる人におすすめします。最近では、アニメのなかで大麻農園やりはじめたりしてます。メインキャラクターは小学校4年生4人組です。
全てのコンテンツがYouTube上で視聴可能です。さらに、英語字幕をつけることができます。YouTube版は、動画は数分程度(本編を切り取ったもの)なので、短い内容のリスニングにも使えますが、一番おすすめはその短い文章を自分でキャラのまねをして言ってみることです。教科書の”This is a pen”よりもずっと感情の乗った、生きた英語に浸ることができます。ただし、だいたいが人前で言ってはいけない用語が含まれているので、人の前では使わず、心のなかでだけ言うように注意してください。わたしはアメリカ人の友達に「サウスパークって知ってる?」と聞いたところ、「あー、あのやばいやつか…」みたいな微妙な顔をされました。アメリカでも賛否両論のアニメですが、とりあえず23年続いています。名探偵コナンが1996年にアニメ放映開始なので、同じくらいに始まったアニメです。コナンと同じシステムで、永遠の小学4年生です。あとコナンと同じくよく人が○されますが、コナンよりは少ないです。
本家サイトでは、これまで放送されたエピソードすべてを無料でみることができます。おすすめの動画を少しだけ紹介させていただきますが、これ以外の動画はさらに刺激が強い可能性があるので、覚悟してみてください。
シーズン12エピソード7 Super Fun Time
社会科見学に”Pioneer Village”へ行った小学生たちですが、脱走してゲーセンで遊びます(絶対に真似をしてはいけません)。
シーズン12エピソード13 Elementary School Musical
元ネタがミュージカル映画なので、かなり歌が入っています。でも、みんなで一緒に歌おうよ!とならないところに、このアニメの個性が出ています。
シーズン15 エピソード9 The Last of the Meheecans
アメリカとメキシコの国境パトロールごっこをする小学生たち。Buttersの純粋さが光る回です。念のため言っておきますが、こんな大人ばっかりじゃないはずです。
シーズン16 エピソード11 Going Native
再びButters回です。自分のルーツであるというハワイへ行きます。ネイティブって、どこまでネイティブなのかな?と考えさせられるエピソードです。
シーズン9 エピソード9 Majorine
クラスの女の子たちが持っている「未来を告げる何か」を回収するべく奔走します。だいたい奔走の方向が間違っているのですが、今回もButtersがやってくれます。ふたたび念のため言っておきますが、こんな大人ばっかりじゃないはずです。

なによりも英語に慣れることは大事です。まず英語に触れてみなければ、英語と日本語の違いを知ることは難しいです。違いを知ってみて「やっぱり自分には合わないかな」「最初は近づきにくかったけど、意外と面白いかも」などわかってきます。
これは、いろいろなことに通じていると思います。誰か・なにかと違うことは、ほんとうは当たり前のことです。自分とは違う存在に触れて、その違いを知ることの面白さを、英語は教えてくれる気がします。