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古文ってなに?
Sさん
早速ですが、「古文」ってなんなのか教えてください!
歌子
とっても簡単に言えば、「古い言葉で書かれた文章」ですね!
Sさん
(簡単に言い過ぎでは…笑) もう少しわかりやすく教えてほしいです!
歌子
失礼いたしました!それではもう少し詳しくお教えしますね。
歌子
まず、今、Sさんの時代の人たちが普段使っている言葉を「現代語」と呼びます。それに対し、私がやってきた時代である平安時代中頃から江戸時代くらいまでの言葉を「古語」と呼んでいるそうです。(時をかけてくる途中で見てきました!)
歌子
その、古語を使って書かれた文章が、「古文」というわけです。
Sさん
ありがとうございます!それならわかりやすいです!
歌子
ちなみに私は今、Sさんとお話ししているので、Sさんにもわかるように現代語で話しているのですが、自己紹介を古語を使ってしてみますね。
歌子
我は歌子といふものなり。平安の世より来たり。ねむごろに歌詠みて、こののちも歌詠みて世の中をすぐ。
Sさん
すごい!歌子さん昔の人みたいです!!
歌子
昔の人ですからね、おほほ。現代語にすると…
私は歌子という者です。平安の世界から来ました。一生懸命歌を詠んで、これからも歌を詠んで生活します。
といった感じですね!
Sさん
なるほど…古語と現代語には様々な違いがありそうですね…。
私たちが普段使っている言葉は現代語、歌子さんがやってきた平安時代中頃から江戸時代の言葉は古語と呼ばれ、その古語で書かれた文章が古文なのですね。(ですから、現代語で書かれた文は現代文です!)なんとなくわかってきた気がします。古文が好きなSさんも、あらためて歌子さんに教えてもらえて楽しそうです!次のページでは、歌子さんが古文と現代文の違いを教えてくれるようですよ!