▶ を押すと文が増えます
fox=f+o+x
socks=s+o+x <注釈 1>
box=b+o+x で、最後のKnoxは…
Knox=n+o+x だと考えました。
特に2つめのsocksの音の足し算は、違う意見もあると思います。皆さんはどう考えましたか?
(寄り道)また脱線しますが、この最初についているKは、発音しないというまるで空気みたいな存在です。knifeやkneeについているkも、発音しません。英語では、kのあとにnがつくと、そのkは発音しないというルールになっています。「発音しない空気みたいな文字」についてはまた別の機会に考えてみたいと思います。脱線終わります。
というわけで、みんなo+xの音で終わっているんですね。それで韻を踏んでいて、面白いリズムになっていました。
英語と日本語の音の違い
ここまで絵本に出てくる、韻をふんでいる単語をフォニックスで考えてみました。ここから、英語についてもう一歩ふみこんで考えてみたいと思います。
私はo+xで韻をふんでいるところに、日本語と英語の違いがよくでているのではないかと思います。どういうことなのか、もう少しお話します。
第2回の最後に、Zeebraさんに登場していただき、日本語の韻について説明していただきました。そこでは「育ち」「友達」「同じ」などで韻が踏まれていました。
育ち は sodachi
友達 は tomodachi
同じ は onaji
このように、o, a, iで韻をふんでいました。一方で、Dr. Seussの絵本に出てきた韻は、このようなものでした。
Knox
fox
box
Socks
この赤字の部分が、全部フォニックスのo+xの音になっているというお話を先ほどしました。
この日本語の韻と、英語の韻を見比べてみると、日本語は全て母音で終わっていますが、絵本に出てきた韻はすべてx(=子音)で終わっています。
あれれ、おかしいぞ…