言葉でつなぐ、つながっていく① ―なぜそう“あいさつ”するの?

集合している子どもたちのイラスト 漢字

さんかくすと文がえます

オッス

 

若者同士が道などで出会ったときの挨拶(あいさつ)語で親しい間柄(あいだがら)で用いられるといいます。

 ドラゴンが持つオレンジ色のボール?を探しに行く冒険漫画(ぼうけんまんが)の主人公も、よくこの挨拶(あいさつ)を使っている印象がありますね。

 もともとの語源(ごげん)は、京都にあった武道(ぶどう)専門学校の生徒の間から生まれた言葉で「おはようございます」の(りゃく)だという説もあるようです。(諸説(しょせつ)あるようです)

 

空手少女
空手少女

おはようございます

空手少年
空手少年

おはよーっす

空手少女
空手少女

おわーす

空手少年
空手少年

おす!

 

などのように、だんだん略されて定着していった…という説もあります。

 

ゴリラの空手達人

「オッス」という言葉には、武道(ぶどう)の精神である「自我(じが)(おさ)我慢(がまん)する」という意味の「()して(しの)ぶ」があてられ、漢字では「押忍(おす)」と表記されるようになったという説もあります。

挨拶(あいさつ)の「オッス」は恐らく「おはようございます」の(りゃく)ですが、応援団(おうえんだん)などが()(ごえ)風に用いる「オッス」は「押忍(おす)」の意味からと考えられます。

 

K原さん
K原さん

押忍っ!!

M先生
M先生

押忍っ!

 

さようなら

 

然様(さよう)なら」の略だそうで、
然様(さよう)ならば(そういうことならば)、私はこれで失礼いたします」といった意味があったそう。

 

ちなみに点字では…

 

H松
H松

のばす音で「う」と書くところは、長音符(ちょうおんふ)を使うのでしたよね

M先生
M先生

そうでした!
なので、下の点字のようになりますね。
長音符は視覚的にも、伸ばし棒「-」と似てますね。

⠱⠜⠒⠅⠑

ちなみに手話では…

私たちがいつも自然と手を振っている挨拶(あいさつ)ととても似ていますね!

 

あばよ

別れの挨拶(あいさつ)の言葉。「さようなら」よりくだけた言い方。

あばよの語源(ごげん)には「さらばよ」の(りゃく)、「また()はばや(またあはばや)」が(てん)じたもの、「ああ、あれは」という感動を示す語「あは」に助詞の「よ」がついたものなど諸説(しょせつ)あるそうです。

 

鼻歌まじりの愉快な旅人


「按配よう(あんばいよう)」の(りゃく)語という説が最も注目されているという。
按配(あんばい)」とは「体調」の意味として近世(きんせい)から使われている言葉で、「あばよ」も近世(きんせい)から使われている言葉であるため、意味と語形(ごけい)の両面からみて、この説が妥当(だとう)といわれているそうです。

 

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