図書館に行ってみよう②自分に合った読書の形

本棚から男の子が本を取り出そうとしているイラスト。 国語:まなナビNAVI

さんかくすと文がえます

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自分に合った形で読書を楽しむ:りんごの棚

今回Aさんたちが訪れた図書館としょかんの「じどうしつ」には「りんごのたな」というコーナーがありました。このコーナーには、さまざまな形で楽しめる本があります。たとえば、手でさわって楽しめる本があったり、大きく印刷いんさつされた本があったりします。

じどうしつのコーナーである「りんごの棚」の写真。子ども向けの大活字本や触る絵本、点字の本などが並んでいる。

大活字本だいかつじぼん・・・大きくはっきりした文字で書かれた本。行間ぎょうかんにもゆとりがある。

点訳絵本てんやくえほん・・・・印刷いんさつされた文字の上に点字てんじがついている絵本えほん

さわる絵本・・・でこぼこした文字や、いろいろな素材そざいでできた絵をさわって楽しめる本。

布絵本ぬのえほん・・・布で作られた絵本えほんさわって楽しむことができる。

LLブック・・・やさしく、読みやすく書かれた本。LLは、スウェーデン語で「やさしく読める」=Lättläst の略語りゃくご

また、「リーディングトラッカー」という道具のし出しもあります。リーディングトラッカーとは、本を読むときに使う道具どうぐです。本の読みたい行に合わせてくと、読んでいる箇所かしょ集中しゅうちゅうしやすくなります。

くわしくは…

じどうしつだけではなく…

「じどうしつ」ではない場所にも、いろいろな読みにくさを抱える人のための本のコーナーがあります。ここにも、りんごのたなにあったような、「大活字本だいかつじぼん」や「点字図書てんじとしょ」の棚がありました。

大活字本の棚。
点字図書の棚。

この棚には「点字毎日てんじまいにち」という新聞の活字版かつじばん(点字毎日の内容を写真やイラストを用いて編集したも置かれています。

そのとなりには「デイジー」というコーナーがあります。「デイジー」は、DAISY(Digital Accessible Information SYstem)といい、日本ではアクセシブルな情報じょうほうシステム、と訳されるもので、印刷された文字を読むことが難しい人にも、情報が伝わるような工夫をする、という意味いみです。デジタル録音図書ろくおんとしょ国際規格こくさいきかくのことをいいます。

点字毎日と、デイジー図書のコーナー。

このコーナーに置かれているものの多くは、図書としょの内容を録音ろくおんして音声にした「音声おんせいデイジー図書としょ」です。専用せんよう再生機さいせいき再生さいせいしてくことができます。写真しゃしん説明せつめいもはいっています。また、目次もくじ情報じょうほうも入っているので、再生機さいせいきを使って読む場所ばしょ指定していしたり、読み上げる速さをえたりすることができます。

ほかにも、「マルチメディアデイジー図書としょ」というものもあります。こちらは音声だけではありません。テキスト(読み上げられているところがハイライトされる)や画像がぞう同時どうじに見ることができます。専用せんようのソフトウェアのインストールされたパソコンや、アプリをインストールしたスマートフォンなどで再生することができます。文字の大きさなどを変えることができます。

この図書館では、読みたい本のデイジー版がない場合、ほかの図書館から取り寄せたり、新しく録音をしたりする取り組みも行われています。また、音声デイジーを再生する専用の機械きかいの貸し出しも行われているようです。「対面朗読たいめんろうどく」といって、読みたい本を音訳おんやくボランティアの人が朗読ろうどくするサービスもあります。

詳しく知りたい人は、こちらのリーフレットを読んでみてね。誰もが読書をできる 社会を目指して(文部科学省)

だれもが読書を楽しむために

ここまで紹介してきた本は、読みにくさを抱える人のための工夫がなされている、と書きましたが、もちろん誰でも借りることができます。読みにくさを抱えていないと思っていても、大きく印刷された本の方が読みやすいこともありますし、手で触れる絵本の楽しさを感じることもあるでしょう。
こうしたさまざまな形での読書の在り方を提案することは、障害しょうがい事情じじょうのある人だけのためではなく、すべての人のために必要ひつようです。そして、時間がたったり、事情が変わったりして、今は必要ひつようがないと思っていても、これから必要性ひつようせいを感じるようになる場合もあるでしょう。
そのためにも、こうしたコーナーがあることは、とても重要じゅうようなのだと、私は思います。

Yさん
Yさん

きっと、あなたに合った読書の形が見つかるはず。学校でも、地域でも、もしかすると国会図書館こっかいとしょかん(とても大きな、国の図書館としょかん)かもしれないけれど。ぜひ、図書館としょかんに行ってみよう。

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