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現代語と形は似ていても意味が異なる語
突然ですがSさん、「現代語と形は似ていても意味が異なる語」と聞いて、思い浮かぶ言葉はなにかありますか?
高校生のときに学んだ、「をかし」が強烈に印象に残っています!
「をかし」ですか!現代では学ぶほどに人気がある言葉なのですか!意外です…。
意外なんだ…。
では、Sさん。わたくしに「をかし」の現代の意味と、高校とやらで学んだ古語としての意味の両方を教えてくださいますか?
いつもいろいろ歌子さんが教えてくれていたから、自分で説明するのが初めてで緊張します…でも期待されているのですよね!がんばります!それでは、Sさんのポイント!カモン!
かもん…??とりあえず見守りましょう…。
Sさんのポイント~「をかし」の意味~
をかし
・現代語の意味
→ おかしい、おもしろい
・古語の意味
→ 風情がある、美しい
わかりやすいですね!お見事です!
おおお!よかったです!歌子さんに褒めてもらえるなんて嬉しい…ありがとう、高校の頃の先生…。
平安の世を生きるわたくしたちは、美しいものや心惹かれるもの、味わい深いなにかに対して込み上げてくる感情を表す言葉として「をかし」を使っています。しかし現代では、なんだか笑えるものに対する「おかしい、おもしろい」という感情を表す意味で使われているのですね。
ようするに、歌子さんたちは、心がときめいたりステキだったりする何かに対して「をかし」と言っているということですね!
諸説ありますが、「おかしい、おもしろい」という現代の意味の語源についての説明を見つけました。古語から現代語になる過程って今まであまり気にしてこなかったから、もっと調べてみたいなあ。
受け継がれてきた言葉について興味をもって調べようとするその姿勢、「をかし」です!!
Sさんと歌子さんが「をかし」に注目して、現代語と形は似ているけれど意味が異なる言葉を紹介してくれました。日々の生活の中で心がときめいたり、ステキだと思ったりしたら、ぜひ「をかし」と言ってみてください!形が似ているけれど意味が違う言葉をもっと知りたい!という方は以下に紹介するサイトをのぞいてみても楽しいですよ!
続いては、古文と現代文の違いの最後のトピックである係り結びの法則についてのお話です!