国語:古文にふれてみよう②

国語(こくご)

さんかくすと文がえます

(かか)(むす)びの法則(ほうそく)について

歌子
歌子

突然(とつぜん)ですがSさん、明日(あした)早起(はやお)きをする」明日(あした)こそ早起(はやお)きをする」の二つの文章(ぶんしょう)では、どちらのほうが早起(はやお)きへの意気込(いきご)みを強く感じますか?

Sさん
Sさん

そうだなあ。明日(あした)こそ早起(はやお)きをする」のほうが、なんだか「早起(はやお)きしてやるぜ!!」というような早起(はやお)きへの(あつ)(おも)いが伝わってくる気がしますね。

Sさん
Sさん

でも、どうしてそう感じるんだろう…?

歌子
歌子

この二つの文章(ぶんしょう)(くら)べたときに(こと)なっているのはたった一つのポイントです。

Sさん
Sさん

「明日「明日こそですね!

歌子
歌子

その通りです!その部分(ぶぶん)(こと)なるだけで、()ける印象(いんしょう)微妙(びみょう)に変わってくることをわかっていただけたかしら。今は現代文(げんだいぶん)で考えてみましたが、古文(こぶん)でもそのような表現(ひょうげん)が使われていたのですよ。

歌子
歌子

5つあった古文(こぶん)現代文(げんだいぶん)(ちが)いも、いよいよ最後(さいご)のひとつですね。(かか)(むす)びの法則(ほうそく)について一緒(いっしょ)に見ていきましょう!

Sさん
Sさん

よろしくお願いします!さっそくですが、(かか)(むす)びってどんなときに使うのですか?

歌子
歌子

(かか)(むす)びは(おも)に、文章(ぶんしょう)強調(きょうちょう)したり、疑問(ぎもん)(あらわ)すために(もち)いる」ものだと考えてください。

歌子
歌子

そして、(かか)(むす)びに使われる古語(こご)(係助詞(かかりじょし)と言います)は「ぞ・なむ・や・か・こそ」の5つです!

Sさん
Sさん

なるほど…文章(ぶんしょう)強調(きょうちょう)ということは、つまり「!」を表し、疑問(ぎもん)ということは「?」を表すということですね。「ぞ・なむ・や・か・こそ」この5つでそのような文章(ぶんしょう)が作れるのですね、なるほど…。

歌子
歌子

歌子(うたこ)のポイントでまとめますね!

詩を詠む女性
歌子(うたこ)のポイント~(かか)(むす)びの法則(ほうそく)~

Q. どんなときに使うの?
A. 文章(ぶんしょう)強調(きょうちょう)したり、疑問(ぎもん)(あらわ)したりしたいとき → つまり、「!」や「?」

Q. どんな表現(ひょうげん)があるの?
A. 「ぞ・なむ・や・か・こそ」の5つ
  → 係助詞(かかりじょし)と言います

補足(ほそく)「ぞ・なむ・こそ」=「!」(強調(きょうちょう))
   「や・か」=「?」(疑問(ぎもん))

Sさん
Sさん

古文(こぶん)にもこのような表現(ひょうげん)があることが、よくわかる説明(せつめい)です!

歌子
歌子

よかったです、ただ(かか)(むす)びの法則(ほうそく)では、この「ぞ・なむ・や・か・こそ」を使うときに注意(ちゅうい)しなけらばならないこともあるのです。

Sさん
Sさん

そのことについて教えてくれていそうなサイトがありました!少し難しく感じるかもしれないですが、見てみるとより(かか)(むす)びの法則(ほうそく)についてわかると思います!応用編(おうようへん)という感じですね!

(かか)(むす)びの法則(ほうそく)は、強調(きょうちょう)疑問(ぎもん)表現(ひょうげん)するものであり、「ぞ・なむ・や・か・こそ」があるということがポイントですね!応用編(おうようへん)ではもう少し(くわ)しく「接続(せつぞく)」というものについても説明(せつめい)されているので、そちらのサイトも見てみてください!

まとめ

歌子
歌子

①古文では歴史的仮名遣いを使う
②古文では省略される語がある
③古文では現代語では使わない語が出現する
現代語と形は似ていても意味が異なる語がある
係り結びの法則がある

歌子
歌子

ここまで①〜⑤までの古文(こぶん)現代文(げんだいぶん)の5つの(ちが)いについて説明(せつめい)してきましたが、これを読んで古文(こぶん)について少しでも興味(きょうみ)を持ってくれたらいいなと思います。

Sさん
Sさん

なにより大切(たいせつ)なのは(たの)しむということです!(むずか)しく(かんが)えすぎずに自分(じぶん)(こころ)()かれる古文(こぶん)魅力(みりょく)について考えるきっかけにしてもらえると嬉しいです!


ここまでSさんと歌子(うたこ)さんのお話を読んでくださりありがとうございました!古文(こぶん)現代文(げんだいぶん)(ちが)いについてお(つた)えしてきましたが、違うとは言え、古文(こぶん)現代文(げんだいぶん)にも似ている部分(ぶぶん)があり、はるか昔からの言葉の(つな)がりを感じましたね。古文(こぶん)魅力(みりょく)(つた)えるためのSさんと歌子(うたこ)さんの物語(ものがたり)はまだ続いていくようです。それでは、またお会いましょう!!

国語(こくご)古典文法の知識

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