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みなさん、おいしい食べものは好きですか??
旅行に出かけたとき、私はその場所で
おいしい食べものを探して食べることが大好きです。
(なんという、食い意地のつよさじゃ・・・。)
※食い意地とは・・食べものを食べたい、と思う気持ち。
それで、今日は白衣博士に、北海道のおいしい食べものを紹介したいと思うんです。
ほ~!それはおもしろそうじゃな。しかし、ワシは北国には詳しいのじゃぞ!?それに、お酒の話はいろんな意味で今回はなしじゃぞ!?それに、ただ食べものを紹介して終わりというのも、許さんぞ?
※いろんな意味=大人の事情、と社会からいわれているもの。守らなくてもおまわりさんに捕まることはないが、周りのお友達が知らず知らずのうちに減っていく、ちょっと不思議な力のこと。
もちろんです。実は、今回は社会を学ぶ面白い見方として、「食べものから見る歴史と地理」について語ろうと思うんです。
おお!それは、大賛成じゃ!!その土地でよく育ったり、食べられているものは偶然ではなく、ちゃんと理由があるからのお。
と、いうことで。まずは北海道から~!!紹介していきま~す!!
北海道のおいしいチーズとジンギスカンの、ちょっといい話
む?片手にビー〇が合いそうな並びじゃな。男は黙ってサッポロビー・・・って。いつの時代じゃ。
(北海道は、ビー〇の材料の1つ、ホップの生産量1位じゃないんですよね・・。1位は実は岩手県・・。まあいいや。ここまでは大人の話だしね。)はい。北海道といえば、酪農が盛んな場所ということで選んでみました。主に牛の牛乳から作られるチーズと、羊の命を頂くことで作られる、ジンギスカンは、北海道を訪れた際には必ず食べてほしいおいしい食べものです。
しかし、そういえばなんで、北海道には牛や羊がたくさんいるんじゃろ・・?「東京でもベコ(牛のことです)かうだ~」ってどっかの歌手が歌ってたし、頑張ればどこの県でも牛や羊をたくさん育てられると思うのじゃが。
そうそう、気になりますよね?それで、北海道の酪農の歴史を私、調べてみたんですよ。そしたら、国土交通省北海道開発局のページに酪農のはじまりの説明があったんです。
ほ~。牛は寒さに強く、暑さに弱い生き物なんじゃな。そして、北海道の開拓時代に、アメリカから牛と羊を100頭ずつ連れてきたことが始まりなのか。昔から牛や羊がいたわけではないんじゃのう。
そうなんです。北海道についての基本的な情報は、北海道庁の「ふむふむ北海道」に出ているのですが。それによると、北海道の1年間の平均気温は、都道府県で1番低く、9.8度なんだそうです。日本で一番涼しいからこそ、牛や羊を飼うのにピッタリだったということなのです。
そして、北海道に開拓時代があったという話なのですが。北海道は元々、アイヌと言われる人たちが住んでいた場所だったのです。でも、江戸時代が終わって、明治という時代(外国と積極的な交流を再開した時代です!)になると、北海道の位置がロシアにとても近く、「もしもロシアが日本に勝手にオジャマしてきたらどうしよう!」という不安感から、北海道は日本という国を守るために大切な場所とされて、守りを固めるためにたくさんの人が日本全国から(特に元、江戸幕府の関係者から)北海道に送られ、近代化(当時としては最新の農業を行ったり、まちづくりを行ったり)のために仕事をしたのです。アイヌの人たちは令和の今も、昔からの言葉であったり、生活を受け継いでいます。アイヌの文化については、下記、北海道博物館の「おうちミュージアム」から楽しく学べます!
ほ~。そうか、北海道が今のように、牛や羊をたくさん飼っていたり、玉ねぎやジャガイモをたくさん作っているのは、こんな歴史があったからだったのじゃのう。
そうなのです。北海道が今のような、食の宝庫になったのは、アイヌの人たちが流した涙と、北海道の森や林を切りひらき、農地を作り上げた人たちの汗がそこにあった、と言えるんだと個人的には思います。おいしい食べものは、一日にしてならず、なのです。
そうかあ。これから、美味しいビー〇を飲むときは、そんな歴史を思いながら北海道に想いを寄せよう・・。
(あれ・・・?チーズとジンギスカンの話はどこにいったの・・・?まあいいか。)