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みなさん、おいしい食べものは好きですか??
旅行に出かけたとき、私はその場所で
おいしい食べものを探して食べることが大好きです。
前回に引き続いて全国のおいしい食べものを紹介していきます。

(47都道府県をぜんぶ紹介する流れなのじゃな・・。)

今日は、博士に青森県のおいしい食べものをご紹介します!

ほ~青森県か。青森県の日本酒は、白神山地から湧き出たきれいな水があるから、おいしいじゃろうなあ。
青森県と秋田県のあいだにある場所。雰囲気は、青森県自然保護課が出しているプロモーション動画から体験できます。※字幕はありませんが、セリフが一切ない動画なので、映像だけでも十分楽しめます。

白衣博士、大人の事情でそれ以上はお酒の話はNGです。
※NGとは・・しちゃいけません、という意味。

・・・そうかあ。

と、いうことで。青森県のおいしい食べものを紹介していきま~す!!
青森県のりんごの、ちょっといい話。

おお。たしかに、青森県といえばりんごというイメージじゃ。

でも、博士。なんで青森県でりんごがたくさんできるか知っています?

うーむ。聞かれてみると、わからんなあ・・。

お、気になりますよね。それで私、青森県のりんごの歴史について調べてみたんです。そしたら、青森県庁のページに、りんごの歴史の説明があったんです。

ほ~。青森県のりんごは、明治8年に、青森県庁の前に植えられた3本のりんごの木からはじまったのじゃな。そして、菊池楯衛さんという人が、青森県の涼しい気候がりんごにピッタリだと気が付いて、北海道で農業を教えていたアメリカ人の先生から技術を教えてもらい、その技術を青森県の農家に伝えていったという流れなのか。

そうなんです。前回の北海道の話で、近代化を目指して頑張った人たちの話をしましたが、なんと、青森のりんごの歴史とこんなところで繋がっていたんです。明治、という時代は、いろいろな分野で積極的に外国の技術を取り入れてみたり、今までできなかった新しいことにチャレンジしようと奮闘した人たちがいた時代でもあったんですね。そうそう、青森県のりんごの栽培については、NHKさんもわかりやすい動画で解説してくれていましたよ。
※字幕は残念ながらありません・・。

農家の方は、「実すぐり」という作業をして、りんごの木1本になる実の数を減らすことで、りんごの実にいきわたる栄養を増やし、おいしいりんごを作ろうと努力しているんですって。

機械を使わず、人の手で一つ一つ作業をしているのじゃな。おいしいりんごが届くまでには、こんな努力があったなんて知らなかったぞい。しかしじゃ、それにしても、甘いりんごができることと、夜と昼の気温差があることはなんで関係してくるのじゃ?暖かいほうが、ポカポカして、りんごの味も出ると思うのじゃが。

ああ。博士ならわかっているかなと思って、説明しないままにしていました。それはですね、博士。少し、理科の話になってしまうのですが、水が凍る温度と糖分の関係性から説明できるんです。株式会社ニチレイさんが、砂糖水と水を凍らせる測度を検証する実験を紹介してくれています。

この実験からもわかる通り、糖分をたくさん含んだ水は寒い場所で凍りにくくなるってことなんです。だから、寒い場所になればなるほど実を凍らせないために、りんごの木が必死で糖分(甘さ)を実に溜め込もうと頑張るんです。暖かい昼間にたくさん光合成をして、栄養をつくり、夜寒いことによってその栄養が糖分として実に行きわたるということなのです。

ほ~。それは納得じゃ。おいしいりんごができるのは、偶然ではなく、科学的にも説明がつくことだったのじゃな。

その土地ではなければできないものがある、というのも科学的に説明可能なことなんですよね。青森県の農家の皆さんでなければ出せない、青森県の味というものがあるのです。

うーむ、なんだかりんごの食べ比べ大会をしたくなってきたぞい。

それは白衣博士のおごりということで。おまちしていま~す。
※おごり・・物を買ってくれること。

社会科が大好きな大学院生。毎週、大河ドラマを欠かさず正座してみている。青森県には行ったことがないが、中学生の頃に英語の授業でなぜか弘前城についてプレゼンをすることになり、必死で弘前城の歴史を調べたことがあるので、いつか本物の弘前城を見に青森県に行きたいと心から思っている。