社会:日本全国、おいしい食べものめぐり(5)~山形県~

食べ物

さんかくすと文がえます

H松
H松

みなさん、おいしいべものはきですか??

旅行りょこうに出かけたとき、わたしはその場所ばしょ

おいしいべものをさがしてべることが大好だいすきです。

前回ぜんかいに引き続いて全国ぜんこくのおいしいべものを紹介しょうかいしていきます。

白衣博士
白衣博士

今回はどこの県の食べものじゃ??

H松
H松

今日は、博士に山形県のおいしい食べものをご紹介します!

白衣博士
白衣博士

ほ~山形県か。山形県といえば、上杉鷹山うえすぎようざんじゃな。

たくさんの借金しゃっきんくるしんでいた米沢藩よねざわはん(今の山形県米沢市やまがたけんよねざわし)のリーダーとして、はん財政再建ざいせいさいけん尽力じんりょくした人です。自ら農民と一緒に田んぼを耕したり、米沢藩の名産品として漆の栽培を提案したり、市民しみんとともに今の米沢の産業さんぎょう基礎きそを作り上げた人でもあります。くわしくは、ひむか学「上杉鷹山うえすぎようざん」のホームページをごらんください。

ひむか学 上杉鷹山
H松
H松

白衣博士はくいはかせ上杉鷹山うえすぎようざんべものではありませんよ。

白衣博士
白衣博士

そうじゃった。いやはや。上杉鷹山うえすぎようざんのこした名言めいげん、「せばる、さねばらぬ何事なにごとも、らぬはひとさぬなりけり」が好きでのう。

H松
H松

(どんなことでも、つよおもいをもって行えばかならかなうという意味いみ言葉ことばですね。でも、今はべものを紹介しょうかいするコーナー・・!)と、いうことで。それでは、山形県やまがたけんのおいしいべものを紹介しょうかいしていきま~す!!


山形県のさくらんぼの、ちょっといい話。

白衣博士
白衣博士

おお。たしかに、山形県といえば、さくらんぼのイメージじゃ。

H松
H松

でも、博士はかせ。なんで山形県は、さくらんぼが有名ゆうめいになったかっていますか?

白衣博士
白衣博士

うーむ。聞かれてみると、わからんなあ・・。

H松
H松

お、気になりますよね。それで私、さくらんぼの歴史について調べてみたんです。そしたら、山形味やまがたあじ農園のうえんさんのページに情報じょうほうがあったんですよ。

山形味の農園「山形が何故サクランボ産地になったか」
※漢字が多いので少し難しいかもしれません・・
白衣博士
白衣博士

ほ~。またしても、ここで、「明治めいじという時代じだい北海道ほっかいどうとのつながり」が登場するんじゃな。青森県のりんごもそうじゃったが、まず外国から北海道の農園のうえん苗木なえぎ(小さい木のことです)が伝わり、それを北海道以外にも広めていく活動があった中で、山形やまがた気候きこうにピッタリあって大成功だいせいこうというパターンなんじゃなあ。さくらんぼは、強い風が吹くとすぐたおれてしまってうまく育たず、たくさん雨がふってしまうと実がくさってしまって商品しょうひんにならず、冬しっかり寒くないと実をつけるために木がお休みをすることができなくなってしまうという特徴とくちょうがあるんじゃのう。なかなか、育てるのにピッタリの場所を見つけるのも大変だったろうなあ。

H松
H松

そうなんです。近代化きんだいかをめざして、外国がいこく技術ぎじゅつべものをまなぼうと必死ひっしになって仕事しごとをしたひとたちがいて、山形やまがたのさくらんぼはまれたということなんです。それで、山形の気候と、さくらんぼがピッタリということについてですが。山形の気候に関してはNHKさんの動画どうがを見た方がもっと分かりやすいかな?と思ったので、ここで紹介させていただきますね~。紹介するページは、さくらんぼ特集とくしゅうの動画ですが、全部ぜんぶ見ると大変なので。「Scene6さいばいにてきした気候」を見てみてください。

NHK 見えるぞ!ニッポン「山形県さくらんぼ」
※残念ながら字幕はありません・・・・。
白衣博士
白衣博士

解説かいせつしているキャラクターの声が有名な声優せいゆうさんじゃな・。)おっと。山形には山形盆地やまがたぼんちという地形があるのか。で、冬の温度は寒くても、夏の温度は東京都あまり変わらないからさくらんぼの栽培にピッタリ・・・って。盆地の様子や、東京と山形の気温のグラフと、前のページの情報で一応分かったのじゃが、なんだかなあ・・モヤモヤするんじゃ!!なぜ、盆地という地形ちけい冬寒ふゆさむくて夏はあつくなり、強い風もかず、大雨おおあめも降りにくいんじゃ???

H松
H松

あ・・。博士、やっぱり気になってしまいましたか・・。それ、モヤモヤをなくすにはですね・・・。理科の知識ちしきが必要になってくるんです。

白衣博士
白衣博士

そうくると思ったわい!!

H松
H松

それで、インターネットの実験動画じっけんどうがさがしてみたのですが、うまく見つからなくって。なので、H松のオリジナル教材きょうざいとして、こんなプチ実験を考えてみました。「お家にあるお皿で盆地ぼんちの風を体験しようよ実験」じっけんです!!

用意するもの:

(1)カレーを入れても「これは簡単かんたんにはこぼれないな」と思う深さのお皿1枚

(2)カレーを入れたら「これはすぐにこぼれるわ!あぶない!」と思うたいらなお皿1枚

白衣博士
白衣博士

む?お皿でどうやって盆地ぼんちの風を体験たいけんするのじゃ?

H松
H松

もちろん、全身ぜんしん体験たいけんするわけではないですよ。順番じゅんばん説明せつめいしますね。まずは、お皿を並べてみま~す。

深いお皿と浅いお皿が並んだ写真。
(1)お皿を2枚それぞれ用意します。
白衣博士
白衣博士

右にあるのが、深さのあるお皿。左にあるのが浅いお皿じゃな。

H松
H松

つぎに、浅いお皿のなかに、ちょっとお行儀ぎょうぎが悪いのですが、片手かたての指を一本立てます。

指を浅いお皿に立てている写真
(2)指をお皿の真ん中にたてます
H松
H松

そして、そのままかおをおさらのふちに近づけて、真横まよこから息をふ~っといてみてください。

お皿に立てた指にお皿の真横から息を吹きかけている写真
(3)誰かにお皿を持ってもらうか、机において、真横から指に向かって息を吹いてみましょう。
白衣博士
白衣博士

自分の息がスースーするのう。指にかかっているのを感じるわい。

H松
H松

この感覚を覚えておいてくださいね!そしたら同じように、今度は深いお皿で試してみましょう。深いお皿の真ん中に指を立ててみてくださいね。

深いお皿に指を立てている写真
(4)深いお皿に指を立てます
H松
H松

そしたら、同じように、お皿の真横まよこから息をきかけてみます。

深いお皿に立てた指に向かって真横から息を吹きかけている写真
(5)誰かにお皿を持ってもらうか、机に置いて、真横から息を吹いてみましょう。
白衣博士
白衣博士

おお!今度こんどは、自分じぶんいきがほとんどゆびにかからんわい!!スースーしないのう。

H松
H松

お皿のふちが壁になって、風がこないということなんです。盆地ぼんちもこれと同じように、さらのふちにあたる部分ぶぶんたかやま、つまり強い風を防いでくれるものになるんです。

白衣博士
白衣博士

盆地ぼんちつくっている、まわりの山々やまやまかぜふせいでくれるのじゃな。強い風が吹かん、というのはよく理解できたわい。強い風が吹かないから夏は暑い、というのも納得じゃ。じゃが、なぜふゆ盆地ぼんちさむいんじゃ??

H松
H松

白衣博士はくいはかせ。それは、前回の岩手県の特集とくしゅう紹介しょうかいした、さむい空気とあたたかい空気くうき関係性かんけいせいを思い出すと納得なっとくできますよ。

復習ふくしゅう:NHK for Shcool「天気の変化 暖かい空気と冷たい空気

白衣博士
白衣博士

おお!そうじゃった。さむ空気くうきあたたかい空気くうきよりもしたまってしまうんじゃったな。さっきのお皿でいうと、お皿の内側から空気が外へ出ていくとき、暖かい空気はどんどん上にいけても、さむ空気くうきはおさらのふちの部分ぶぶんやま部分ぶぶん)でめられてしまって、ず~っと盆地ぼんちの中にとどまってしまうのか。だから、冬はとても寒くなるんじゃのう。

H松
H松

そうなのです。盆地ぼんちあめすくないのも、まわりの山々やまやまが、うみうえとおってきたジメジメとしたかぜをせきとめてしまうから、と言えば「なるほど!」ですかね?

白衣博士
白衣博士

いやはや。こうして気候きこうの仕組みを知って地形をみると、納得なっとくもするし、地形ちけい面白おもしろさも感じられるなあ。さくらんを作るのに適した地形で作られる山形のさくらんぼ、さぞかし美味おいしいんじゃろうなあ・・。

白衣博士
白衣博士
さくらんぼのイラスト
白衣博士
白衣博士

うーむ、なんだか、さくらんぼりをしたくなってきたぞい。

H松
H松

岩手県のわんこそば早食はやぐい大会に引き続き、そちらも白衣博士のおごりということで。おまちしていま~す。

※おごり・・物を買ってくれること。

この記事を書いた「中の人」について
H松
H松

社会科が大好きな大学院生。毎週、大河ドラマを欠かさず正座してみている。山形県には行ったことがないが、大学の同期どうきかつ、宝塚友達(世にこの関係性かんけいせいをヅカ友という)が山形出身で、たまにうちの下宿に泊まりにきては、山形県の美味しいさくらんぼ・山形県産の醤油しょうゆで作った芋煮をごちそうしてくれたので、勝手に山形県にご恩を感じている。演劇に仕送しおくりをつぎ込んでしまい、生活費せいかつひがなくなったときに食べた芋煮の味は死ぬまで忘れない、と思う。いつか、地元静岡の名産品を手土産てみやげに、「あの時助けていただいたH松です・・。」と、友人宅に伺いながら、山形のめぐみに感謝かんしゃする旅をしたい。

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