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いろいろなごめんね
すみません
「仕事を終える」「気持ちがおさまる」「満足する」という意味を持つ「済む」に丁寧の助動詞「ます」をつけ、否定した形。
「済む」の否定ですから、
「いくら謝罪しても謝罪しきれない」という意志を伝えようとしていて、この程度の謝罪では「自分の気が済まない(気持ちがおさまらない、満足しない)」という意味が込められた言葉だったそう。
感謝を示すときにも「すみません」と伝えることがありますよね。
その場合は「大したお礼もできず、気持ちがおさまらない」という気持が込められているそうです。
ごめんなさい
「御免」とは、相手が正式な許可や認可を下すことを敬った言い方だそうで、「なさい」は「してください」という意味。
鎌倉時代からみられる言葉だそうです。
つまり、「ごめんなさい」とは、自分の罪を認めて相手に許しを乞う謝罪の言葉です。
本来は、許す人を敬う言い方として用いられたそうですが、室町前期には許しを求める言い方で、相手の寛容を望んだり、自分の無礼を詫びる表現になっていきました。
「ごめんあれ」「ごめん候へ」などの形で初めは使われていましたが、「ごめんくだされ」やその省略の「ごめん」が多く用いられるようになっています。
「ごめんください」とか挨拶で使われることもありますよね。
許しを乞う「御免させてください」の意味が挨拶として使われるようになったものなんだって。
「それは御免だ」などの拒絶・断りは、比較的新しい用法で江戸時代からみられるそうです。
面目ない
「恥ずかしくて人に合わせる顔がない」という意味。
何か失敗をしたときや失態を起こしたときに「面目ない」ということがあります。
「面目」は「顔つき・世間に対する名誉・様子」を意味します。
「面」という漢字には、「人の顔」や「うわべ」など、さまざまな意味が含まれていますね。
音読みで「メン」などと読みますが、訓読みでは「おも」や「おもて」、「つら」などの読み方があります。
「面」という言葉を使ったことわざや、熟語など詳しい説明が書かれているので、下記のホームページもよかったら覗いてみてください。
いろいろな挨拶を見てきましたが、もっともっと状況に合わせていろいろな表現の仕方がありそうですね。
それにしても、私たちが日ごろしている「あいさつ」は、相手に対する願いや想い、気持ちがこもったメッセージだったのですね。
言葉には魂が宿る―「言霊」なんて言葉もありますが、ひとつひとつの表現に込められた思いを改めて考えながら、今日も「おはよう」や「ありがとう」と挨拶していきたいなあ。
みなさん、いつも見守って下さっていてありがとうございます!
点字と手話について
点字についての参考記事
点字で文章を書くときには、言葉の切れ目に1マス間を空けることが必要です。
(「分かち書き」と呼びます)
例えば、
ずっとひらがなだけでくとうてんもなくそのままかかれているととてもよみにくいわけです
上の書き方では、言葉の切れ目が分かりませんが、
ずっと ひらがなだけで くとうてんもなく そのまま かかれていると とても よみにくい わけです
のように、言葉と言葉の間をあけるだけでぐんと理解しやすくなります。
この「分かち書き」のルールは難しく、そのヒントを示してくれるのが、下記のホームページです。
ちなみに点字を打つ道具として、「携帯点字器」という装置を私は使っています!
点字を打つときは、紙に点を打っていくことになります。小さな針のついた道具で紙を押し込んで、紙を裏返した時にポツッと点が浮き出るようになっていると正解です。
裏側から点字を打ち込んで、表に返したときに意味が通じるように書かなければならないのです。
凸面(点が浮き出た面)、凹面(点がくぼんでいる面)と表現しますが、凸面と凹面は、反転しているので、これが点字をうつときに注意しなければならないポイントのひとつです。
(この反転を意識せずに点字を打つことのできる道具も開発されていたりもするようですよ!)
手話についての参考記事
そして、手話も「とっとり動画ちゃんねる」で紹介されているこちらの動画がよく使う挨拶表現が一本にまとまっていて、とても参考になりそうです!
ほかにも、下記のようなホームページから勉強することができそうです。
まだまだ点字も手話も勉強中の身…。オススメがあればぜひ教えてくださいますととてもうれしいです!!
ぜひ、よろしくお願いいたします。