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戦争の歴史
1945年8月6日は広島に、1945年8月9日は長崎に原爆が投下されました。
そして1945年8月15日に日本は敗戦を認め、終戦を迎えます。
6月のページで紹介しきれませんでしたが、1945年6月23日には、第二次世界大戦の沖縄における戦闘が終結した日として、沖縄慰霊の日としても知られています。
第二次世界大戦における戦争は、「戦場での戦い」ではもはやなくなっていたことが大きな変化として語られます。
ライト兄弟が飛行機を発明し実用化させたのが1903年のことでした。
第一次世界大戦時でも飛行機は用いられていましたが、そこまで大規模には使われていませんでした。
それが、科学技術の発展・展開に伴って、戦闘機や攻撃機、爆撃機や偵察機などさまざまな機種がうまれ、敵の都市の人口密集地帯を無差別に空爆するなど、戦争のスタイルがどんどん変化していったのです。
第二次世界大戦中、日本以外でも、世界中の各都市で、多くの人が亡くなりました。
兵士だけではなく、普通に暮らしていた多くの一般の人々が亡くなりました。
戦争を体験した方たちの声を今も伝えていこうとする取り組みもありますし、
残された手記などから、当時の人々の生活や想いを汲むこともできます。
ただ、そもそも「言葉にする」、「言葉にして残す」ということは難しいことなのかもしれないのです―。
その体験が、あまりにも悲惨で過酷なものであればあるほど、語ることができなくなってしまうということもあるのではないでしょうか。
そのような意味で、残された言葉や記録が「すべて」ではないかもしれません。
それでも、私たちは語られたことに対して誠実に向き合い、
言葉に耳を傾けることが必要なのではないかと思います。
また、決して「過去」の出来事ではなく、
現在進行形で国際関係が日々変化していることについても、忘れてはならないのだと思います。
戦闘技術も一層進歩し、戦争の在り方もまた変化していることも指摘されています。
最後に宇宙から見た地球の映像をぜひ。
JAXA大西卓哉宇宙飛行士が案内をしてくれています。
みなさんがよい夏の日々を過ごせますように。