フネで旅する漢字の海原(うなばら) シリーズ⑤ 夏のおさかな天国

猫の魚屋さん 天体

さんかくすと文がえます

すずき

 

スズキというお魚の名前の由来はいろいろな説があるそうです。

おさかなクンは、あくまで説の一つとして、いわしなど小魚をねらって食べに行くときのさまが、すさまじく口を大きく広げて向かっていくようすから「すさまじい口!」がちぢまって「スズキ」になった、と説明しています。

 

 

他にも、身が白くすすいだような魚なのですすぎ」、が転じて「スズキ」であったり、
口が大きい割に尾が小さいので、小さい」を意味する「すす」からきたのでは?などさまざま。

 

漢字は、「」に「リョ」として「すずき」としますが、その漢字となった背景はなかなか説明しがたいようで、明確な説がありません…。

 

 

そして、すずきさわらと同様、「出世魚しゅっせうお」とも呼ばれる魚。
成長にともなって名付けられる名前が変わります。

そして、地域によっても呼び方が変わるのですね。

 

関東関西東海佐賀県有明海周辺
20㎝まで            フッコ    ハクラコ
20~30㎝セイゴセイゴフッコハクラ
40~60㎝フッコハネフッコハネ
60㎝以上スズキスズキスズキスズキ

 

M先生
M先生

地域によって呼び方が変わり、つ、成長の度合どあ名前が変わるのは面白いですね。
若い時期は、体の上半分に小さな黒い点が目立っているそうですが、成長するうちにその黒い点は消えていくという説明もありました。

 

た一年中ることのできるお魚だそうですが、やはり一番のしゅんとなるのは夏だそう。

大きければ大きいほど脂がのっていて味がよいそうです。
(大きいものだと全長1メートルになるものもいるらしい!)

時期によって味も変わるらしく、秋に子持ちになると味が急激に落ちる、という人もいます。

 

 

M先生
M先生

お刺身でいただくのもおいしいけれど、
塩焼きやムニエルなどとしても・・・!

 

縄文じょうもん時代の人々が貝殻かいがらや魚の骨を捨てたあとにできた遺跡いせきである「貝塚かいづか」にもすずきの骨は多く発見されているらしいです。

 

 

M先生
M先生

日本人と古くから親しみがあるお魚なんですねぇ。

 

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