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怖い話が怖いわけ
歌舞伎や落語など、ある舞台上で「怖い」話が演じられる時、
びっくりするような仕掛けや音楽、
血をイメージさせる赤色だったり、
薄暗い雰囲気…などなど、
物語の内容だけでなく、鑑賞している私たちをあの手この手で怖がらせようとする工夫があったりします。
怖くてそんなこと気にしていられないかもしれませんが、
「演出」と呼ばれる工夫を見つけられるようになったら、あなたはもう怖い話を克服しているともいえるかもしれません…。
どんな工夫をしたら、みている人をより怖がらせることができるのか、は、
その人自身が作品の「怖い」と思えるポイントや魅力を理解していなければなりません。
作品が持っている魅力を、より際立たせるということになります。
演出とは、会ったこともないような作者と息を合わせて一緒に作品を盛り上げていこうとする作業ともいえるのかもしれません。
M先生
ディズニー映画の『モンスターズ・インク』という映画は観たことはありますか?
たくさんのモンスターが登場しますが、
モンスターたちの頑張り具合を見てみると、ちょっと「演出」というものについて、「なるほど」と思えるところがあるかも…!
H松
M先生、M先生!
歌舞伎にも、もちろん怖い話があったりするのですが、
実は、幽霊が登場してくるときの太鼓表現が独特だったりして、
「おっ。幽霊がこれから登場するんだな」と安心して?鑑賞することができちゃったりするんですよ~
M先生
なんと!
そんな仕掛けがあったなんて!
H松
なかなかおもしろいでしょ~?
社会のページでも歌舞伎の楽しみ方についてのページがあるので、ぜひ楽しみにしていてくださいね!