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N川と申します。「まなキキ」では、ぜひいろんな発見をしてくださいね!
担当科目
「まなキキ」のアクセシビリティ担当。簡単に言うと、このウェブサイトがみなさんにとって使いやすいかどうかを調べる係をしています。主に、スクリーンリーダーを使っている人、視覚に障害のある人の立場から考えています。
子どものころの、おもひで(思い出)
小さいときから(そして実は今も)なかなかのわがまま娘でした。一人っ子だったこともあって、自分がどこかで一番じゃないと気が済まないところがありました。
そんな私を叩き直してくれたのは、中学・高校での寮生活でした。先輩・後輩・同級生たちと過ごした濃密な6年間は、強烈な思い出でいっぱいです。一番印象に残っているのは、消灯時間の夜10時から午前5時まで、友人たちと休むことなく語り明かしたこと。何についてそんなに話し込んだのかはよく覚えていません。でも、今でもその友人たちとはなんでも相談することのできる関係です。他にも、寮生活ではいろいろやりましたよ、ここには書けないようなことばかりですけど(笑)
今でも記憶に残っている学び
盲学校に通っていたので、授業ではいろいろなものを触りました。
例えば、中学の生物の授業。その日のテーマは二枚貝の構造だったのですが、先生がもってきたのは、なんと抱き枕サイズのハマグリのぬいぐるみ!ファスナーの付いた貝殻をパカッと開けると、貝の中身(私たちが普段食べている部分)が布などを使って見事に再現されていました。10年以上経った今でも、アサリを食べるたびに思い出すほど、あのぬいぐるみのインパクトはすさまじかったです。我が家のソファにも一つ転がしておきたい…。
他にもライオンのはく製、アメリカの大統領であるフランクリン・ローズベルトの人形(おなかを押すと演説を始める)などなど、面白いものをたくさん触らせてもらいました。
出身県・お国じまん(名物と伝統工芸品の紹介)
「彩(さい)の国」こと、埼玉県出身です。埼玉県民は「さいたま都民」とか「ださいたま」なんて自虐的なことばかり言っていますが、実はそれ、愛情の裏返しなんですよ…きっと。
お国自慢は、もちろん狭山茶です。京都の宇治茶、静岡の静岡茶と並ぶ、日本三大銘茶の一つに数えられます。多くの産地では新茶から三番茶くらいまで収穫しますが、埼玉は他の産地よりも寒い気候なので、狭山茶は茶葉の成長が遅く、二番茶までしかとれません。その代わり、凝縮された濃厚な味のお茶になるんです!近所や旅行先でおいしいお菓子を買ってきて、濃い緑茶と一緒に味わうのが私の楽しみです。
有名な工芸品は、行田の足袋、小川の和紙、岩槻のひな人形、加須のこいのぼりなどがあります。「小江戸」と呼ばれる城下町、川越をぶらぶらするのも楽しいですよ。
外国からお友達が来たら案内したいところ
せっかく日本に来たのなら、歌舞伎はぜひ見てほしいです。物語や言葉がわからなくても、衣装、道具、音楽、舞踊など、楽しめるポイントがいくつもあります。まあ、一番は私が行きたいから付き合ってほしいだけなんですけどね。
英語の授業をどんなふうに受けてきたか
高校のとき、部活動で英語を使ってスピーチしたり、ちょっとした演劇や漫才を台本から作ったりして楽しんでいました。その後、予備校でお世話になった先生は、英文の構造(文法、構文、段落の構成など)を丁寧に教えてくださる方だったので、授業の度に「英語ってこうやって読み書きするんだ!」と新しい発見をするのが面白かったです。
でも、いまだに英会話は苦手。海外では”Pardon?”を連発しながら、ひたすら頑張ってしゃべっています…。
座右の銘(モットー)
No rain, No rainbow.(雨がなければ虹もない。)
ハワイのことわざです。「雨が降らなければ虹がかからないのと同じように、辛いことを経験したからこそ、幸せを感じることができるんだよ。」という意味です。現地では「Take it easy! 元気出せよ!」という感じで、気軽に使われるみたいですね。
シンプルな言葉だけど、深みと温かさが感じられるところが好きです。自分を励ましたいときに心の中でつぶやくようにしています。
苦手なところ(私の弱み)
「アクセシビリティ担当」を名乗っておきながら、実は大の機械おんちです。インストールしたばかりのアプリは、ドジを踏まないか、おどおどしながら使っています。PCやスマホを買い替える決心をするのにも、すごく時間がかかります。幸い、ITに詳しい友人知人に恵まれているので、いろいろ教えてもらっていますが、自分でももうちょっと勇気を出してチャレンジしなければいけませんね、とほほ…。
おしえて!N川さん
N川さん、こんにちは。H松です。自己紹介をみて、N川さんのことをもっともっと知りたくなりました。
あ、H松さん。いきなり現れましたね。こんにちは。質問ですか?どうぞどうぞ。
わ~い!そしたらね、N川さんは、授業中にメモしたいなと思ったとき、どうやってメモを取っていますか?
点字の文章を読み書きできるパソコンを使っています。日本だと、「ブレイルメモ」や「ブレイルセンス」という機種が一般的です。メモを取る以外にもICレコーダーや電子辞書としても使えます。
ちなみに中高生のときは、点字板という穴の空いた板に紙を挟んで、点筆という針で点字を書いていました。今でも、テストを受けるときにはこちらを使います。
ブレイルセンス!どういうものか気になって、調べちゃいました。こんな感じの機械なんですね。
ブレイルセンス日本語版(有限会社エクストラ)
そして、点字板についても、調べちゃいました~。こんな感じで使うんですね~。
なんだか、たのしそうな話をしていますね。私もまぜてください~。N川さん、そういえばなのですが。N川さんは、どうやってまなキキのページを楽しんでいますか?
あ。その声はM先生ですね。こんにちは。スクリーンリーダの入ったパソコンやスマホを使って読んでいます。「まなキキ」の文章は話し言葉で書いてあるので、耳で読むと、お姉さんたちが目の前でしゃ
べってくれているみたいで楽しいですよ~。
なんだか、にぎやかな声が聞こえますね…。これは、事件の香りがする…。なんだあ、N川さんとH松さんとM先生じゃないですか~。こんにちは。そういえば、私も実はちょっと質問が…。
あらま、K原さん。残念ながら事件はおきてないのですが。なんでしょう?
N川さんは、どうやって歌舞伎を楽しんでいますか?
会場でレンタルできるイヤホンガイドを活用しています。上演前には演目のあらすじや見どころについて、上演中には衣装・道具・音楽・セリフなどについての説明を聴くことができます。でも、演目によってはセリフが現代語に近いこともあるので、事前にあらすじさえ予習しておけば、ガイドなしでもある程度舞台の様子を理解することができます。また、お金に余裕があるときは、できるだけ前方側の花道に近い席に座ります。俳優さんの動きや舞台の変化が音から伝わってくるので、一度経験すると病みつきになります。
へ~!イヤホンガイド、そんなに細かい説明まできけるんですね。面白そうです。今度、借りてみようかな。
(いいなあ…私、歌舞伎はいつも4階の幕見席だよお…。今度、N川さんに花道の近くの席までつれていってもらおう…。)
国語の勉強にもなりそうですよね。あ!まなキキのみんなで歌舞伎にいくときは私も一緒に連れていってね~!!